単独ソロStudy

2009年2月26日 (木)

マンボはアドリブでイタダキ!(インデックス)

(中身は何も変えてませんが、埋没防止のため日付を動かしました)

♪アー、ウー、マンボ!

こんにちは、マエストロマンボウです。
これから○回にわたって、ゴキゲンでマンビーなマンボソロについて、一緒に考えていきたいと思います。左の文章は「これから・・・考える」ってことです。なので上手く行くかどうかは別です。ま、何とかなるでしょう・・・

目次を作ってみました。各項目が別ウィンドウで開くので便利かな?

1. 基礎練習?
2. とりあえずやってみた
3. ちょっと修正
4. ジャズ系のフレーズを入れてみた
5. 再びやってみた
6. 大編成の変奏との重複に注意
【実演例】江戸の恵比寿天「ジンペイ」
【実演例】北海の不動明王「かとp」
【実演例】土佐の千手観音「紺野」

ついでに、ここまでの「格言」です。

☆全体
1) 大編成の変奏との重複に注意。

☆リズム編
1) リズムに2小節単位のスケルトンがある。(下の譜面の「・」は8分休符、「|」は小節線です)
 その1:「♪・・♪・・♪・|・♪・・♪・♪・」
 その2:「♪・♪・・♪・♪|・♪・・♪・♪・」
2) ラテンの頭抜き:小節や拍の頭の8分音符を休む。
3) ラテンの裏々:拍裏の拍の裏の音を重視(わかりにくいか・・・)
4) 最後にボン:フレーズははっきり終わる(何か音を付けるとやりやすい)。
5)八分ズラ:8分音符をズラズラ並べてアドリブが基本。

☆フレーズ編
1) 聖者の行進:最初の音→3度上→4度上と移る音列。
2) 基本はジャズ:定型フレーズ使えます。
3) 戻し戻し:単純な音階や分散和音を途中で戻して音域を節約。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マンボはアドリブでイタダキ!(土佐の千手観音)

その後、一部の方(1名)からお褒めのお言葉を頂いたので、自分をもうちょっと褒める文章を書き足します。いや、それほどでも・・・もっと褒めて下さい、ハハハ・・・

♪アー、ウー、マンボ!

こんにちは、マエストロマンボウです。
これから○回にわたって、ゴキゲンでマンビーなマンボソロについて、一緒に考えていきたいと思います。左の文章は「これから・・・考える」ってことです。なので上手く行くかどうかは別です。ま、結果的に何とかなりました。マンボ!

さて、前回のウィンドファクトリー演奏会の反省会です。

凄く「※」
本文はあくまでも筆者の率直な感想であります。指導でも議論でもありません。

さて、演奏会で使ったマンボは「Too Late... The Mambo!」訳して「釣れたぜマンボウ!」です。

それでは、3人のフィッシャーマン達の竿捌きをとくとご覧あれ。

最後の3番目に登場するのは「土佐の千手観音」との異名を取る"紺野"氏。

紺野も本来は腕力の釣りなのですが、今回は船のオーナー(この曲の編曲者)なので、ゲストのホルン奏者の2人に座を譲り、大人しめな演奏を考えました。
あくまでも今回は編曲者自身での判断でして、たまたまの話です。ソリストはみんなが自由です。

ところで、自分の演奏なので客観的には見れませんが、演奏中に何を考えてたのかは思い出せます。演奏中は日本語で考えてるわけじゃないので(それじゃ間に合わない)、頭の中の翻訳です。

最初のフレーズはある程度心に描いてました。ただし、普通は全体の青写真を描いてて、そのとおりやらないのですが、今回は全体の青写真がない状態でソロの時間でした。この時点で不調は確定なんですが、それでも明るく頑張りまっせ!(頑張りは最重要です)

エキスパートを装うな!常にチャレンジャーであれ!
(♪チャレンジャー・・・軍隊行進曲か、いいねえ)

0902252pic1
" No bites. " 和訳:喰いが悪いな。
ピックアップトーンは吹いてません。
大人しめにやるならむしろ何か吹いてストップタイムしないようにすれば良かったかもしれないんですが、フレーズ出て来なかったのでやり過ごしました。頭が働かない状態で、何となくの一抹の不安を抱えながら・・・先延ばし・・・

T0902252pic2
" Mediun! Good job! "
前半のフレーズは事前に意識してました。明るいラテンな感じで。
後半は次の4小節へのアウフタクトです。
3小節目の最初の音はアボイドノートっぽいですが、Fのコードを「C7→F」に分割して考えてます。TonicのFに1拍遅れて進むので「Delaied resolve(遅れて解決する)」と呼ばれています。
4小節目は「戻し戻し」ですね。

T0902252pic3
" Mediun! Good job! "
(気分)同じ感じで流してます。後半、簡単なフレーズにしたけど、攻める手もあったかも。思いとどまりました。それで良いかと。

T0902252pic4
" Mediun! Good job! "
概ね転調にはついて行っていると思います。ニアミスはあるけどミスはなし。
ホントはミスあり。一番右の小節もコードに合わせた方が良かった・・・ちなみに、詳細を把握しないままステージに上がりました。ゴメンナサイ・・・でも、現場で悪い感じはしないです。
(気分)一応、転調はスケールで整理していたつもりだった。
前半、同じ音型をリズムを変えながら繰り返しています。これも「戻し戻し」の1種で、客も聴きやすいし、自然とシンコペーションが出現してカッコいいです。

T0902252pic5
" No, small one! "
これもコード感から外れないで吹いてます。ただ、編曲者的なネタを知っての演奏で、緊張感がイマイチなソロかな。ライブ向けというより録音聴いてナルホド系。
(気分)ホントは(失念も多々あったため)結構な緊張感あった。現場では何とか捩じ込んで捌けてた感じもしてました。
率直な感想として「しかしまぁ、上手いもんだねぇ・・・」って感じかな。
偶数番目の小節の頭で「♭9」を使っています。このあたりで今回のソロのカラーが出ているのかもしれません。ただ、何がいけないのかわからんけど、3小節目がなんかイヤらしいのであまり好きじゃないです。この楽節の釣果では最も安定した型だけど、やっぱり" Small one(小物)" かな。

T0902252pic6png
" Mediun! Good job! "
普通かと・・・一部伴奏と合っちゃってるのが惜しいけど。
(気分)伴奏と合っちゃった瞬間はやばいと思ったけど、時既に遅し。自分のアレンジ曲は要注意ですな。悪くはないと思いますが。

全体の感想ですが、個性はあり、良くも悪くも誰が吹いてるかはわかりますね。
フレーズもこんなところかな。
個人的には自分の演奏なんで飽き気味ですが、どうっすかね???

紺野氏の釣果:マンボウ×5(中型4、小型1)
3人の釣果:マンボウ×16(超大物1、大物3、中型7、小型5)

お褒めの言葉は「いつもと違ってクールだね」でした。実は学生時代の前半はクールに歌うスタイルでした。それで、どうやってクールにするのかと言うと、

(1)「Delaied resolve」や♭9をちょっと目立つように使います。嫌味にならない長さや音型にするのがコツ。すると、むしろメロディーが柔らかくなってコードの捌きが「クール」になります。
(2)タンギングを微妙に使い分けてます。音量・音色の変化やフレーズの複雑化だけでなく、こうやって発音で表情を付ける方法もあります。

こんな感じでクールなソロができます。
「さあ皆さん、今日も柔らかいフレージングと舌使いでクールにマンボリマしょう!」と言いたいところなんだけど、

ビッグバンドや吹奏楽などの大編成で、しかも皆が一生懸命練習して年1回の演奏会で派手な曲でバンドに散々盛り上げられた後で「はいどうぞ」とやられた場合、クールは聴衆やメンバーからあまりウケないのです。いや、きっとどこかに「しみじみと紺野君大好き」という人もいるんだろうけど、積極的に批評する客層やバンドを盛り上げようと頑張っている幹部連中と同一人物ではないと思われます。
ってことは、ある程度派手吹きができないと最悪の場合「そもそもソロが回って来ない(笑)」ということになり、クールもへったくれもなくなります。惜しむらくは今回もっと音数を減らしてもっと抑制を利かせる方法もあったんだろうけど、何となく音数埋めちゃうのは、長年の経験での「生活の知恵」なのかもしれません。

悲しいけど経験者は語る。

ただ、派手だろうが地味だろうが、音楽性は同じだと思うんですがね。
もちろん、上手い下手を決めるのは聴衆、曲を決めてソロを振るのは幹部連中なんで、私ごときがどうこう言う話じゃないんだけど・・・
ま、こんな吹き方もあります。

そして、最後に言いたいこと。

「フォルテを封印した独奏でもここまで微妙な表情付けができるんだから、バンド全体だったら、派手一辺倒でない色々な色彩感が出せるんじゃないでしょうか?」

・・・完・・・また来年もラテンやりたいですね。

前のマンボへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月25日 (水)

マンボはアドリブでイタダキ!(北海の不動明王)

♪アー、ウー、マンボ!

こんにちは、マエストロマンボウです。
これから○回にわたって、ゴキゲンでマンビーなマンボソロについて、一緒に考えていきたいと思います。左の文章は「これから・・・考える」ってことです。なので上手く行くかどうかは別です。ま、結果的に何とかなりました。マンボ!

さて、前回のウィンドファクトリー演奏会の反省会です。

凄く「※」
本文はあくまでも筆者の率直な感想であります。指導でも議論でもありません。

さて、演奏会で使ったマンボは「Too Late... The Mambo!」訳して「釣れたぜマンボウ!」です。

それでは、3人のフィッシャーマン達の竿捌きをとくとご覧あれ。

2番目に登場するのは「北海の不動明王」との異名を取る"かとP"氏。

かとPの釣りは魚と対等に戦う「」の世界だ(「ちから たい ちから」と読む「蚊対蚊」ではない)。固いロッドと細いラインで強引にやり取りする姿は周囲をヒヤリとさせるが、ターゲットは常に彼の掌の上にある。まさに、フィッシャーマンの遺伝子を持つ男だ。さぁ、彼のロッドが大きく曲がったぞ!

T090225pic1
" No bites. " 和訳:喰いが悪いな。
ピックアップトーンは吹いてません。前にジンペイ氏がいるので必要ないんですが、ジンペイ氏は早めに切り上げて、かとP氏の1歩ドライ(って、全国に通じるドッジボールルールなのかな?)を許しています。なので、後発が吹き始めて間を埋める感じもアリです。
ま、忘れたか、面倒臭くなってやめたんでしょう・・・彼の釣技は細かいこと気にしないのです。

T090225pic2
" Oh! big one! "
すかさずHigh F(ホルンはF管なので記譜上C)とは、相変わらずの豪快な持って行き方だ!
「高い音出せば良いってもんじゃない」という御指摘はごもっともですが、私見では「アドリブ」だと思いました。かとPのアドリブな心は筆者には伝わりましたよ(具体的には日本語じゃ書けません、スミマセン)。

T090225pic3
" Oh! big one! "
形に囚われないという言葉は彼には似合わない。
音の種類が少ないフレーズでも彼が吹くと圧倒的な躍動感を演出する!凄い!
ついでに、ここまでは4小節単位で捌いている感じがします。このあたりが、ジンペイ氏よりもアドリバーとして一日の長があるところかもしれません。

ところが・・・

T090225pic4
" No! Small one! "
さらに音の種類が減り、リズムも???
元々彼はリズム感とは関係なくカッコイイ演奏をするタイプなんですが、今回は見失っている感が出てるかも。ひょっとして転調を見落として現場で慌てた???
フレーズが繋がってるところは流石ですが・・・不安感を誘います。

T090225pic5
" No! Small one! "
さらに危ない感じに・・・音の種類は減り、軸になる音もコードトーンに乗っていない。
かといってテンションを狙っている感じでもなく、変調かもしれません。
ただ、最初の小節のたった1種類の3音で流れを一旦元調に戻しているところは、スリリングなやり取りを平気でこなすかとPらしさがそこはかとなく発揮されていると思います。譜面に落としてみると、戦いの傷跡が感じられ、即興感の1つの現場なのかもしれません。

T090225pic6
" Mediun! Good job! "
最後のキャッチングはオーソドックスに決めてきますね。
彼の長所は、当日のコンディションや事前調査時間がどうであろうと、何かしら掛けることなんですね。魚の動きでやり取りしにくい状況になっても、少なくともラインのテンションが緩むことなくリールは巻き続け、最後に獲物は捕る。これは学ぶべきことなのかもしれません。

全体の感想ですが、竜頭蛇尾かも。
転調をきっかけに変調が感じられます。ですが、「竜頭」は特筆に値しますね。単に音域だけじゃなくて、豪快な吹奏感と即興感が楽しめます。ホルンとアドリブの両方を知る男の技なんでしょうか。良型の連続キャッチは聴き応えがあります。
でも竜頭蛇尾だと思います。後半はやや複雑な即興展開で攻めるとかのストーリーもあったかもしれません。
最後にフォローすると、究極の選択として、「蛇頭龍尾」より「竜頭蛇尾」の方がマシです。(耳が良い方もいらっしゃると思いますが)アドリブは最初の印象で決まってしまう面があります・・・あんまり褒めてないか、スミマセン・・・

かとP氏の釣果:マンボウ×5(大物2、中型1、小型2)

前のマンボへ 次のマンボへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マンボはアドリブでイタダキ!(江戸の恵比寿天)

(昨日一旦アップしたけど、文章をさらに大袈裟に書き換えました。「釣りロマンを求めて」)

♪アー、ウー、マンボ!

こんにちは、マエストロマンボウです。
これから○回にわたって、ゴキゲンでマンビーなマンボソロについて、一緒に考えていきたいと思います。左の文章は「これから・・・考える」ってことです。なので上手く行くかどうかは別です。ま、結果的に何とかなりました。マンボ!

さて、前回のウィンドファクトリー演奏会の反省会です。

凄く「※」
本文はあくまでも筆者の率直な感想であります。指導でも議論でもありません。
また、演奏に比べて文章が大袈裟なのは、ウィンドファクトリーの技術屋の有村氏が語る「真剣に遊ぶ」趣旨であります。「どうせやるなら本格的に!」

さて、演奏会で使ったマンボは「Too Late... The Mambo!」訳して「釣れたぜマンボウ!」です。

それでは、3人のフィッシャーマン達の竿捌きをとくとご覧あれ。

最初に登場するのは「江戸の恵比寿天」との異名を取るジンペイ氏。

強引に音数を埋めるだけでなく、理知的で合理的な竿捌きで1音1音を確実に仕留める彼女のスタイルは、スローテーパーのロッドの量感と相俟ってますます好調。学識に裏打ちされた(これはホント)プロフェッショナルなフィッシャーマンの仕事には、ウォームなホルンサウンドの奥深くにクールな凄みが潜む。

T090224pic1
" Medium! Good job! " 和訳:中型だが釣ったぞ!
ピックアップトーンは属音中心のシンプルな感じ。
それより、次回・次々回記事で紹介しますが、ピックアップトーンを吹いているのは3人のうちジンペイ氏だけです。
「かとP、紺野、真面目にやってるのか!?」というご指摘はもっともですが、全体プログラムの関係で3人ともこの時点でかなりヘロヘロでして、比較的疲労度が小さい(?)ジンペイ氏だけがピックアップトーンも吹いたみたいです。さすが若い・・・

T090224pic2
※最後の音に#が付きます。筆者の耳コピより実際の演奏が正しい。
" Medium! Good job! "
ホルンらしいトリルから、3,4小節目には「ラテンの頭抜き」を取り入れながらの「戻し戻し」様子を見ています。8分音符の捌きもジンペイ氏のホルンらしい量感溢れる捌き方で、好調なすべり出しです。

T090224pic3_2
" No, small one! " 和訳:うわっ、小物!
前半はシンプルながら、ホルンらしいグラマーなフレーズかと。
後半、理論の禁則はなさそう&譜面をコンピュータに演奏させても違和感ないんだけど、実際の演奏は何となく不安定な感じがします。音程のせいかね???
或いは、フレーズの係り受けかもしれません。前半のフレーズの終止感が強いので、その後にくっつけた短いフレーズとの相性が悪いのかも。前半のフレーズを吹き終わってから一呼吸置いて、最後の小節にアウフタクトを入れて次の小節に繋ぐ手もあったかもしれません。

T090224pic4
" Oh, super big! " 和訳:超大物だ!
お見事!
転調にも綺麗に乗っているし、何よりも「8分ズラ」に4分音符を加えた上行形のフレーズの展開のさせ方は、太い即興感だと思います。3人足しても数少ない「まともな展開のソロ」か(笑)。

T090224pic5
前半は何となくイマイチ感あるような気がします。ちなみに理論はOKです。
たぶん、ここも係り受けの関係で、前の小節の最後の音を導音に使う感覚で、流れを切らないまま高域で吼えるなり「8分ズラ」を繰り出すなりして、勝負に出るのもあったかもしれません。

ところで・・・この部分、3人とも何かイマイチみたいです。そもそも読みにくいコードなのかもしれません。ということは編曲者(筆者)が悪い???

後半は持ち直していると思いますし、カッコイイ・・・ただ・・・係り受け上、前半が実演例じゃないと後半のフレーズが思い浮かばないかも。そういう呼吸もアドリブの面白いところです。
T090224pic74小節目はコード感を出すなら左の譜面で行く手もあったかもしれません。もちろん、実演もありです、というか、今までのベタな感じで行くなら実演みたいに臨時記号付けない方が良いのかもしれません。

T090224pic6
" Oh, big one! " 和訳:大物だ!
そしてフィニッシュ!
(ただし、いきなりツッコミ)
おいおい、最後の音って、思いっ切りアボイドノートやんけ・・・しかも、ロングトーンで、しかも、オクターブ跳躍までして・・・血迷ったか???
と言いたいのは山々なんですが、気休めじゃなくて大丈夫だと思います。
この場合、中心音はベースが弾きますが、スケールやガイドトーン(第3音など)はソリストが選べます。なので、アボイドノートは別にありません。はい。
そして、私見ながら、この音って、ドミソの杓子定規や正しいテンションの気障さに比べて、乙に澄ました江戸っ子の粋が感じられます。頑張っているWFのメンバーを尻目に、斜に構えたジンペイさん、いなせだねぇ。
というわけで、ジンペイさんが釣ったのは江戸前のマンボウみたいです。
・・・実は音程の問題だったりして(笑)・・・

全体の感想ですが、凄く余裕感あります。
音色の幅、発音や音の処理の多彩さなど、器の大きさを感じるソロです。マンボウの肝和えが食べたくなります。
控えめな表現の中に江戸前の粋を感じさせる、優しいソロかな、と思いました(アドリブの褒め言葉っぽくないですが)。あえて改善案を示すなら、2小節単位でフィーリングが切れてしまう感じがするので、4小節単位で自然に繋がるフレーズで捌いていく手もあるかな、と感じました。

ジンペイ氏の釣果:マンボウ×6(超大物1、大物1、中型2、小型2)

前のマンボへ 次のマンボへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 3日 (火)

マンボはアドリブでイタダキ!(その6)

♪アー、ウー、マンボ!

こんにちは、マエストロマンボウです。
これから○回にわたって、ゴキゲンでマンビーなマンボソロについて、一緒に考えていきたいと思います。左の文章は「これから・・・考える」ってことです。なので上手く行くかどうかは別です。ま、何とかなるでしょう・・・

さて今回は、ちょっと微妙な話です。
といっても、アボイドノートやコードのずれの話じゃありません。

吹奏楽やビッグハンド特有の話なのですが、多くの曲が「テーマ(合奏)」→「ソロ(アドリブ)」→「変奏部分(合奏)」・・・という流れになります。それで、ソリストがうっかり、後から出てくるはずの「変奏部分(合奏)」を先に吹いちゃうと・・・結構あり得る話です。

それ以外にも、「変奏部分(合奏)」を彷彿とさせるようなフレーズがあります。

T090203pic1
リズムを強調した「いかにも」って感じのフレーズ。

T090203pic2
「八分ズラ」の後に「いかにも」って感じの決めっぽいのが入るフレーズ。
サックスセクションがパラパラやった後で金管群がだめ押しするパターン。

T090203pic3
上の逆。「いかにも」って感じの決めっぽいフレーズの後に「八分ズラ」でダメ押し。
金管群が派手にやった後でサックスセクションがうねうねとだめ押しするパターン。

T090203pic4
某有名大楽団がやりそうな「いかにも」って感じのフレーズ。最後のダウンの感じも微妙。

T090203pic5
「いかにも」って感じの大楽団の終わりっぽいフレーズ。バリサク完備(笑)・・・

これらの譜面は、全体合奏に向いた音型のようです。

具体的な対策は・・・難しいところなんですが・・・
○一旦「八分ズラ」を始めたら暫くの間粘る。
○特に書きソロは、曲の展開とか主題(テーマ)の重視とか必要以上に考えないで、思いついた順に書いて行くとか、途中でフレーズ間の係り受けがおかしいと思っても戻って前のを直さないとか。
○あっちこっちに「飛ばし」(「なんでこのタイミングでこのフレーズが出てくるの?)的な意外な展開)を入れる。
○即興の人は、変奏部分とは別に、普段の手癖で吹く。書きソロも吹きながら書く。

要は「即興感」なんですが、理論と関係ないだけに、(人によると思うけど)なかなか難しいところです。

間違いではないし、編曲として優れていればいるほど、工夫すればするほど「変奏」を感じさせてしまう面があるので何とも言い難いところではありますが、一応気にしてても良いのかもしれません。

前のマンボへ 次のマンボへ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 1日 (日)

マンボはアドリブでイタダキ!(その5)

♪アー、ウー、マンボ!

こんにちは、マエストロマンボウです。
これから○回にわたって、ゴキゲンでマンビーなマンボソロについて、一緒に考えていきたいと思います。左の文章は「これから・・・考える」ってことです。なので上手く行くかどうかは別です。ま、何とかなるでしょう・・・

前回のセリフ。

>バップ路線は、ジャズが頭の中で流れている人じゃないと重労働かも。

というわけで、普通に音階とか分散和音にテンションやブルーノートを織り交ぜたネタで、自然な流れできれいに行きそうなのを考えてみました。ゴキゲンかどうかはよくわかりませんが(その前にホルンで吹けそうもないけど)、良さそうな部分をつまみ食いしては?

ところで、ここまでの「格言」。
☆リズム編
1) リズムに2小節単位のスケルトンがある。(下の譜面の「・」は8分休符、「|」は小節線です)
 その1:「♪・・♪・・♪・|・♪・・♪・♪・」
 その2:「♪・♪・・♪・♪|・♪・・♪・♪・」
2) ラテンの頭抜き:小節や拍の頭の8分音符を休む。
3) ラテンの裏々:拍の裏々の音を重視。
4) 最後にボン:フレーズははっきり終わる(何か音を付けるとやりやすい)。
5)八分ズラ:8分音符をズラズラ並べてアドリブが基本。

☆フレーズ編
1) 聖者の行進:最初の音→3度上→4度上と移る音列。
2) 基本はジャズ:定型フレーズ使えます。
3) 戻し戻し:単純な音階や分散和音を途中で戻して音域を節約。

とりあえず、MIDIの音です。3コーラスあります。

譜面です。通しのはありません(要らないと思うし)。ついでに、解説が簡単でスミマセン。
T0902012pic1
以下、アーティキュレーションも省略します。スミマセン。
T0902012pic2
T090210pic3
注記:
裏タン:「裏拍だけタンギング」の略です。普通は全部か拍の頭でタンギングしますが、裏拍だけのタンギング(譜面のスラー参照)を使うとアフタービートが強調されてジャズっぽくなります。これで、イマイチな八分ズラでもアドリブに聞こえちゃいます?・・・ま、譜面より腕ってことで・・・
裏拍のみ:ネタ切れしそうな時に使えるつなぎです。

コンデミ:Combination of diminish scale(減3和音組み合わせ音階?)
最初の音→その半音上→その全音上→その半音上→その全音上→・・・・・・・
を繰り返す音階です。
ホールトーン:Whole tone scale(全音音階)
最初の音→その全音上→その全音上→その全音上→・・・・・・・・
を繰り返す音階です。

現場で連発するかは別としても・・・これらを連発する音楽は「ゴキゲンなマンボ」とはあんまり関係ないジャンルのような・・・でも、覚えておくと便利な音階です。
(大楽団や吹奏楽の難しい曲の譜読みにも便利か・・・)

前のマンボへ 次のマンボへ

この記事にトラックバックが付いてますが、音楽のマンボとはあまり関係がないようです。むしろ食材としてのマンボウに・・・あまり関係ないような・・・

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年1月31日 (土)

マンボはアドリブでイタダキ!(その4)

♪アー、ウー、マンボ!

こんにちは、マエストロマンボウです。
これから○回にわたって、ゴキゲンでマンビーなマンボソロについて、一緒に考えていきたいと思います。左の文章は「これから・・・考える」ってことです。なので上手く行くかどうかは別です。ま、何とかなるでしょう・・・

さて、今までは「単音勝負」だったのですが、これからフレーズも少し考えてみます。
いや、フレーズに特化しちゃいます。Be Bop... the Mambo!

T0901313teiban
フレーズとは、上の譜面のような一連のお決まりパターンのことです。これを手癖でパラパラと並べればジャズアドリブの出来上がり。手癖は練習とプロ(じゃなくても良いけど)のコピーなりフレーズ集買ってくるなりして手に入れます。
上記のフレーズは、筆者が千葉大ジャズ研にいた時、最も上手かった先輩がやたら多用していたフレーズです。

では、先輩のお手並み拝見と行きましょう。
全体の譜面.pdfです。

この譜面はホルンじゃどう考えても吹けないので、サックスの音色にしました。

T0901313pic1
(1)フレーズの形なんですが、単にスケールだけだと音域があっという間になくなっちゃうので、こうやって戻し戻し吹いて行きます。
(2)ブルーノート(♭7)

T0901313pic2_2
(3)オールタードテンション(♯9と♭9)
(4)Am7はFM7の代理コード。Gm7はすっ飛ばします。

T0901313pic3
(5)実はこれもオルタード系の有名なフレーズで、オクターブ下がって行くと4分音符の音が半音ずつ上がって行く面白いネタなんですが、(6)がアボイドノートだし、(7)でFM7に上手く着陸できなかった。大ミスかも。でも、この程度でうろたえてはいては商売になりません。
(8)間にC7を挟みます。しかもオルタード系で。
(9)(10)ブルーノートです。キーがB♭に転調しているので、♭3と♭7ですね。

T0901313pic4_2
(11)ここも戻し戻ししながらの上行形で、しかもコンデミ系(Combination of diminish scaleはdominant 7thでのavailable note scaleの1つ)。
(12)ブルーノート(♭5)
(13)コードのリアレンジ。7thコードで長2度ずつ下がって行きます。ロック系の進行で、G♭7からE♭には、ブルーノート絡みの理論で戻れます。

T0901313pic5
(15)コードだと♯付けなきゃいけない感じだけど、ここのキーはEmで、D音は自然短音階の音なので、使っても別に構わないです。この場合はこの方がカッコいい感じがしました。
(16)とりあえず♭付けてみた(笑)。理論は大したことないと思います。

T0901313pic6
最初と同じフレーズを「正しく使っているので」特に説明不要かと。

というわけで、「八分ズラ(8分音符でズラズラ)」以外はラテンの要素まるで無しです。コンピュータに演奏させるとシンバルのパターンとソロの雰囲気が全然合いませんな。
でも、(もうちょっと真面目にやるにしても)こうやってジャズフレーズでやっちゃうのも1つの手ではあります。そして、これだけ同じフレーズ何回もやったとしても、そこそこ曲が通っちゃっているように聞こえます(詳しい方、あまりツッ込まないで下さい

(追伸)
理論が複雑に感じたかもしれませんが、先輩の真似はともかく、実はフィーリングで吹いたのを譜面に起こして、後から理論付けたんです。実際のところは理論で音を選んでたのでは間に合わないと思いますし、書きソロ作るのにも恐ろしく時間がかかるような気がします。
バップ路線は、ジャズが頭の中で流れている人じゃないと重労働かも。吹奏楽専門の人が相手にするには、ラテンリフと織り交ぜて、もっと中庸なのを考えた方が良いんだろうね。

でも、この「パラパラ系」は上手そうに見えるので、音楽的に消化し切れてない時とかにコードにフレーズぶっ込んで煙にまくには適しているか?

前のマンボへ 次のマンボへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マンボはアドリブでイタダキ!(その3)

♪アー、ウー、マンボ!

こんにちは、マエストロマンボウです。
これから○回にわたって、ゴキゲンでマンビーなマンボソロについて、一緒に考えていきたいと思います。左の文章は「これから・・・考える」ってことです。なので上手く行くかどうかは別です。ま、何とかなるでしょう・・・

さて、いきなり前回のを修正します。ちなみに、わざとなじゃいです。読者に教えてるわけじゃなくて、あくまでも筆者の研究であります。
えーと、前回の作品の15〜18小節目で筆者は

>※私の即興ならやらないような気がする・・・

というコメントを付けました。
(全然マンビーじゃないコンピューターの演奏はともかく、)何か違和感あったんだと思います。そこで、修正案をば。

T0901312pic1_2

最初の演奏。  直したやつ。

(1)修正前のやつだと、いくらテヌート書いてても、何となく引いちゃう感じがします。そこで、フレーズの終わりに音を追加して山形アクセント(山形弁ではない)で締めてみます。(3)も同じ意味です。ついでに、同じ音形のフレーズを繰り返すとき、リズムをちょっとだけ変えてやると格好良く決まります(本多俊之の本に書いてありました)。
もっとも、即興でそれができるかどうかが実は問題なんですがね・・・
(2)は、コードがB7♭9だから、♭9のC音を使ってみました。次の小節の音と同じなので、こっちの方が自然ですかね。

教訓:
○新技発見「最後にボン!」
○コードの注意書きは見るの面倒くさいけど、役に立つこともある。

これまでのマンビーテクニックのまとめ。
1)ラテンの頭抜き:拍の頭を休む。
2)ラテンの裏々:拍の裏々を狙え!
3)八分ズラ:8分音符をずらずらと並べて。
4)聖者の行進(何か→3度上→4度上パターン)でネタ切れ回避。
5)最後にボン!:フレーズの最後ははっきり。とは言われなくてもわかってるけど、音1つ追加すると手っ取り早いがよ。
6)いちお、コードには付き合ってみよう・・・

ついでに、下の方が良いですかね?マイナーチェンジ。
T0901312pic2_2
或いはエレガントに下のように吹くとか。
T0901312pic3

実は、ウィンドシンセでパラパラ吹いて遊んでいて思いつきました。アドリブはそういうもんなのかもしれません。

前のマンボへ 次のマンボへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マンボはアドリブでイタダキ!(その2)

♪アー、ウー、マンボ!

こんにちは、マエストロマンボウです。
これから○回にわたって、ゴキゲンでマンビーなマンボソロについて、一緒に考えていきたいと思います。左の文章は「これから・・・考える」ってことです。なので上手く行くかどうかは別です。ま、何とかなるでしょう・・・

という希望的観測のもと、取り急ぎとりあえず早速スタートです。(ウィンドファクトリーの演奏会は来月22日だから、ホントに急いでたりする)

とりあえず全体の譜面.pdfです。

譜面がF管移調譜なのはとりあえず必要そうなのがホルンだからです。実はウィンドファクトリーにはホルンユーザーのインプロヴァイザーがいるのです!しかも2人も!

T090131pic1
ピックアップトーンが2小節与えられています。ここはとりあえず何か吹いときます。
メンタル面ですが、伴奏が消えたりするので意外と緊張しますが、ここは一発気合でこの瞬間に掛け・・・なんてジャパニーズに考えないほうが良いです、はい。
テーマのご機嫌な流れをそのまま感じながら呼吸していればOK!
別な言い方すると「あんまり凝らない方が良いです」
書きソロ派だと腕によりをかけたくなりますが、自分が吹けなきゃIt Don't Mean A Thing ですな・・・それとは別に、アマチュアっぽいテクニックとして「最初だけ決めておく」のをよくやります。書きソロ全部覚えるのは面倒だけど、最初でとちりたくない場合にどうぞ、というか、私もそうしようかな(笑)。

T090131pic2
前回の「基礎練?」からの方針を継続して、1つの音で表現してみます。手抜きじゃありません!「ソプラノペダル」というれっきとした理論です!理知的だと本人は思っています。
以下、譜面にある数字について解説です。
(1)「ラテンの頭抜き」拍の頭の音を休むとラテンっぽくなります。
(2)(3)「ラテンの裏々」このタイミングを狙うとラテンっぽくなります。

T090131pic3
そろそろ別な音を使ってみます。もちろん、断固として単音で行くのもありますが、まぁ、あまり肩肘張らずに、思いついた音をば・・・
(4)「ラテンの裏々」と次の小説の頭をタイでつなげると、くどい・・・いやいや、エレガントでグラマーなノリができます。
(5)軽く「8分音符ずらずら」です。
(6)普通はスケールか分散和音でずらずらやりますが、音階で続けて次のコードで狙う音に行かない場合は、半音階で時間調整します。
(7)これも定番リズムです。
T090131pic4
マンボには、こんなスケルトンもあります。前回の基礎練(?)で紹介したスケルトン(アクセントの位置)と違いますが「ま、両方あります」ってところです。
「おいおい、1つの基本路線をスケルトンって言うのでは?」という声が聞こえてきますが、実はマンボに限らずポピュラー音楽って混血児なんですよ・・・という問答はともかく、「スケルトン複数あった方がネタ切れしにくいんですよ、ハハハ」

T090131pic5
サビに入ったので、ご自慢の「8分音符ずらずら」略して「八分ずら」を投入です。この語感がおっさんっぽくてマンビーかな?
(8)ずらずら始めたら暫く粘るのがそれっぽく聞こえるコツです。脂ぎった頭でマンボウ!・・・これはマンボと言うよりジャズ全般に言えるかと。
↑いやべつに、悪口じゃないです。粘る表現の方が往年の感じがして高級感溢れると思います。大人の音楽ってことで・・・
あ、大事なこと忘れてた。ここでB♭キーに転調しています。
(9)ブルーノート(Fキーの♭3)です。理論というより「上がり切らない」フィーリングで。
(10)ちょっと曖昧な書き方かもしれませんが、「8分音符ずらずら」でネタ切れしにくくするテクニックで、上行形なら「(基準音)→3度上→4度上→何か」、下行形なら「(何か)→基準音→2度下→4度下」という音形があります。
これは、「ブルーノートペンタトニック」音階の骨格になる音形でジャズっぽいです。
いわゆる1つの、「聖者の行進」の最初です。♪ファラシドー・・・

T090131piv6fix
コードが複雑ですが、理論は青字で書いたのが一般的解釈だと思います。
えーと、1小節目は♭1個、2小節目のC(13)以降は♯1個です。
(11)「いきなりナチュラル落とした」のではなく、次の小節の最初の音へのクロマチックアプローチです。しかも「ラテンの裏々」であります。
(12)和声短音階です。短音階は自然、和声、旋律のどれを選んでも構いません。というか、まぁ、折角だから♯付けてみっかな、といった感じで。「使える音は一旦試してみる」のも勉強の1つかと。

以上、能書きでしたが、杓子定規をやめてコードのスケルトンを見ると、
「G」→「C」→「F#」→「B」
この流れは、最初の2小節と後の2小節の関係が下行形の半音進行になっています。
そして、ラテンってこういうサウンド大好きなのです。
というわけで、ちょっと気取って似たようなフレーズを半音違いで繰り返してみました。
※私の即興ならやらないような気がする・・・

T090131pic7
元のキー(F)に戻ってコーラスの終了です。
ここで、なんでEmキーからFに転調できるのかというと、「半音上下は勝手に転調OK」という話はさておき、EmキーV7のB7からIのEmに行く代わりに代理コードのG Maj7に行かないでGm7に行き、それがFキーのIIm7である。というわけです。いやはや、理屈ですな・・・

さて、再び単音勝負に戻ってみました。こうやって音楽の流れを考えると・・・意外と評判良くないです。耳が良い客から「イマイチ面白くないね」と言われることが多いです。やっぱり即興は即興らしく、が良いのかもしれません。もちろん、この例が悪いかどうかは別です。ただ、即興でやる時に「最後にどう持って行くか」を予め考えない方が無難みたいです(ギャグは可)。
書きソロ派の方は、最初から順番に、そして全部書くと良いでしょう。それで、本番中に忘れちゃったら、無理に思い出さないで即興に切り替えますかね???無茶言っているような気もしないでもないですが・・・

最後は音数を増やして、次のコーラスに行く気満々です。

本文はここまで。。。。。。

本文にトラックバックがついています。
トラックバック先のサイトの本当の目的は読み切れませんが、自己責任で見に行ってもよいかもしれません。私は(失礼ながら)笑い転げてしまいました。なんだか凄く場違いなところにリンクされてます・・・

前のマンボへ 次のマンボへ

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年1月29日 (木)

マンボはアドリブでイタダキ!(その1)

♪アー、ウー、マンボ!

初めまして、マエストロマンボウです。
これから○回にわたって、ゴキゲンでマンビーなマンボソロについて、一緒に考えていきたいと思います。
「これから・・・考える」なので上手く行くかどうかは別です。ま、何とかなるでしょう・・・

ま、実を言うと8分音符をテキトーにずらずら並べて、音程と音色とリズム感に大きな問題がなければ、そこそこ何とかなってしまいます。テキトーでいいですよ。
「コラーッ!アドリブを何だと思ってるんだ!」というお叱りの声がどこからともなく聞こえてきますが、ま、そのぐらいじゃ怒らないのがラテンってことで?・・・あ、尺は気を付けた方が良いですがね。

とはいうものの、そのテキトーがわからない、というのが多くの方の本音だと思います。
実は私も高校の頃に、無理矢理ソロやらされ全然吹けないで苦しんでる時に、その頃から何故か妙にまとわりついてくる隣の女子校の娘が「テキトーでいいよ」と言ってくれたんだけど、納得できずに、何も吹けませんでした。それから1年、必至に練習して、その曲の参考演奏通りに吹けるようになったのですが・・・以下省略・・・ちょっと甘酸っぱい思い出です。

話を戻します。
テキトーへの道は意外と遠いようなのですが・・・「実を言うと8分音符をテキトーにずらずら並べて」らしいので、とりあえず、8分音符をテキトーにずらずら並べましょう。

ただし、「マンボのビートのスケルトン」の音は重視します。押さえるところは押さえましょう。
M090117pic1
譜面下側がマンボのビートのスケルトンです。これを頭の片隅に置きましょう。

そして、
【注意!】これから出てくる譜面は「基礎練習」じゃありません。れっきとしたソロです。

S090129pic1
(業務連絡)原曲の参考演奏に合わせてお試し下さい。著作権の関係で載せられませんが、曲は「Too Late... The Mambo」です。イントロ後の9小節目からスタートです。

ブレスは好きなところを休符にして補給しましょう。ただし、ブレスを取った直後の音が遅れないように。遅れる場合は2音以上空けましょう。

2コーラス繰り返したら、すぐに参考演奏を最初に戻して、何回も繰り返しましょう。
如何でしょうか?痩せましたか?・・・じゃかった、気持ちよく吹けますか?

幾つかコツを挙げます。
1) 譜面通りできるかできないか、よりも、いかにテンポ感に乗るか、であります。
立ってサイドステップでも踏みながらやっても良いです。歩数は譜面の拍子の指定通りに。
膝や腰や肩なんかで拍裏も跳ねながら踊り吹きすると本格的かも?
後々に本格フレーズを吹き始めると踊りづらくなります。今のうちに踊りましょう。

2) 音符はテヌートで吹きます。アクセントははっきりと。アクセント以外の音符は軟らかいタンギングで。
・・・ズズドドズズズズズ・・・と言う要領で。
「御注文の内容はわかるけど体がついてこない?」という方に、ちょっとした屁理屈です。えーと、個々の音符は跳ねません(マルカートしません)。「それじゃ基礎練習じゃん?楽しくない。」と思うかもしれませんが、3つか2つのテヌート音の組み合わせで跳ねるのであります
T090129pic25
仮に歌詞を付けて歌うとすると上のような感じかね?コツは「マンボ」を一口で言うことで、「ま・ん・ぼ(ハートのマーク)」と1音ずつ言い直すのではなく、「マンボ」という単語1つを音符3つに乗せて言う感じです。なので、2小節の間に等間隔の8分音符が16個ありますが、音楽的に跳ねる回数はアクセント音符の数の6回になります。

さて、調子は如何でしょうか?ゴキゲンにマンボれますかね?
あ、拙文を読んで理解するより、とにかく吹きましょう。
それで・・・上の譜面そのものを客の前で吹く気になったら合格です。

あ、似たようなのをプロがやっている例があります。ジョビンの「ワンノートサンバ(リズムはボサノバ)」とか、ロリンズのアルバム「サキソホン・コロッサス」の1曲目「セント・トーマス」のアドリブの最初の方(リズムはカリプソ)とか。

さて、上の譜面に飽きてきたら・・・じゃなかった、御満足頂けましたら、下の替えパターンも是非お試し下さい。
T090129pic2
あ、この譜面に移って暫くねちこく粘ってもマンボっぽくならない場合は、最初の譜面に戻って基本を確認すると良いでしょう。
コツは、タイがついた音は漠然と「長くなった」と考えるのではなく、「長さが倍になった」と捉えることです。
あ、この譜面に移って暫く粘ってもマンボっぽくならない場合は、最初の譜面に戻って基本を確認すると良いでしょう。

さて、本日は特別に、替えパターンをもう1つプレゼントしちゃいましょう!
T090129pic3_2
充実の譜面と、替えパターンが2種類ついて、お値段は何と!18円(プリンタ損料と紙代)です!
さぁ、マンボのビートでお気楽にシェイプアップ!。
本日は限定10セットの販売です(そのぐらいしか見ないであろう・・・音楽理論のコーナーはあんまり人気ないです)
お電話は高知088、303-2525、サルサ de ニコニコ!(ウソです。絶対にかけないで下さい)

・・・♪マンボのBGMが流れて・・・おしまい・・・次の商品へ・・・ご利用は計画的に!

(真面目な追伸)
何となく感じは掴めましたでしょうかね?
他の音も使いたくなると思いますが(いや、なってくれないと話が進まない)、気が向いたらやってみます。でも、今回は我慢・・・と言いたいところだけど、ラテンと我慢は相性悪いと思います。あくまでもワンノートのパフォーマンスで「♪マンボマンボにし~てあげる~!」というモチベーションで練習しましょう。
・・・あ、私もこの曲でソロあるんだった・・・気が向くとか向かないとか言ってる場合じゃなかったんだっけ・・・(廃忘)・・・

次のマンボへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月30日 (水)

地球最後のソロ

あくまでも私の場合です。個人的な研究として・・・
※音名は記譜音です。

さて、しつこいけど、無限に広がる大宇宙・・・

地球最後の暇であと4日・・・なのはわかっているのだが、その日にソロがあるのよね。

そして、これがまた、微妙な場で、しかも微妙なジャンルだったりして、なんか微妙なのよね。
でもまぁ、気持ちをマイクでしゃべるぐらいなら(・・・あっ、マイクもないや)ミュージシャンなんか要らないわけでして、微妙だと思うなら、それを楽器で表現してなんぼのもんだと思う。

そこで、久々に「書きソロ」を作ってみた。

曲名は極秘ですが、仮に「Mac The Dio」とでもしておきましょう。
吹奏楽曲で、アルトかテナーかトランペットにソロが指定されているのだが、都合によりソプラノでチャレンジである。

ジャンルは、ジャズロック調な感じ。
コードは、B♭の24小節のブルース進行が1コーラス→2度上がってCの24小節のブルース進行がコーラス半分、である。

ま、コード自体は超楽なので、いざとなったら即興で十分なのだが、それだと、いつものように音数で頑張り過ぎてしまう可能性が高い。いや、もちろん頑張ることは良いことなのだが、今回は気分的に「まぁ、こんなもんでしょ」みたいな、ちょいワルな雰囲気を出してみたい。

コンピュータで演奏したmp3を置きます。
本物の楽器でこの通り吹けるかどうか、それが問題だったりしますが。


P080729pic1
(1)いきなり♭5(E音)が出てきたりして、ファンキーな感じだが、実はこれ、元譜です。
バンドから、あまり崩さないでほしい旨言われているので、最初ぐらいは元譜に従いましょう。
(2)でも、いきなり休んじゃいます。もちろん元譜にはフレーズが入ってますが、ちょい悪なので、ふてぶてしく休む・・・いや、間を取って様子を見ていると解釈しましょうか。

P080729pic2
(3)そろそろソロを再会。ここで4度音程をかます。たぶんトランペットなどではやりづらい動きで「これはサキソホンです」との主張。
(4)4音ずつ、2度のシーケンスフレーズ(同じ動きを調を替えながら繰り返すテクニック)。「ホントはこんなのもできるのさ(散々練習してたりして)」・・・間違えるとかっこわるいかも。
(5)でも、この辺でやめときます。

P080729pic3
コードが4度上に進行して、
(6)その矢先にいきなり休む。
(7)Whole tone scale(全音音階)を使ってみた。ま、テキトーに。

P080729pic4
(8)ロングトーン中心で手抜きっぽく。もちろん、本物の管楽器なので、表現の仕方によっては感情が込もっているように聞こえるかも。

P080729pic5
(9)少しやる気を出してみた。

P080729pic6
(10)と思ったら、またロングトーンと休みが中心。

ここまでが1コーラス。次に、B♭からCに転調します。

P080729pic7
(11)譜面上は2小節の休みなんだけど、面倒なので、いや実はここでバンドワークが少し入るので、彼らに敬意を表して、吹かない。

P080729pic8
(12)ここもバンドワークが入っている。しかもマイクがない。なので、高い音をロングトーンで。

P080729pic9
ここでバンドワークが切れ、再びソロが聞こえやすくなる。
(13)前からのロングトーンの音を残す。「私のソプラノにはHigh Gキーがついているのさ。最新鋭は違うね」
(14)「でも、フラジオも出るよ」
(15)音域変化がちょっと唐突か。欲を言えば、ここも1オクターブ上げたいような。でも、微妙に難しいし、できたとしても「やる気」が出過ぎてしまうか。要検討。

P080729pica
(16)おしまい。チャンチャン♪

やっと終わった。
ま、私は別に構わないんですが、聴いて評価しなければならない人は大変ですよね・・・ま、スルーしてちょうだい、というか、娯楽として楽しんでもらえれば幸いかな。もしかしたら、聴き疲れしている聴衆へのサービスで、もうちょっとやる気あるのを即興するかもしれません。その日の気分で。

率直な感想。
ちょっとロングトーンが多いかも。むしろ、フレーズと休みを上手く組み合わせた方がちょい悪感が出るかも。時間がないけど、気が向いたら要検討か。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月 8日 (金)

リベルタンゴ

2月10日のウィンドファクトリー演奏会まであと3日(カウントダウン)。


ウインドファクトリー第13回定期演奏会

  日時:2008年2月10日(日)

   開場13:30 開演14:00

  場所:タワーホール船堀 大ホール(江戸川区総合区民会館)

     (都営新宿線船堀駅徒歩1分)

  曲目:シアターオブミュージック

     ノアの箱舟

     リベルタンゴ

     ライオンキング 他

  入場:無料

  詳細は、下記のアドレスをご参照ください。演奏会の詳細等載ってます。

    http://www.windfactory.org/

案内はメンバーの1人と思われる人のブログのをコピーして貼付けました。違ってても私の聖者の行進。


しかし、譜読みがボロボロで、当たる音とミスと、どっちが多いのか微妙な状態。実は、譜面は苦手なのだ・・・でも、そういう時はさっさと諦めて(スミマセン)、細部にこだわるよりも全体をだらーっと吹いていくのがコツだ。無駄な抵抗はやめるに限る。吹けない速いフレーズは誰かに任せて(考えることは皆同じのような気もするが)、その代わりアドリブソロの練習を充実させる。まずは、モチベーションを上げるのが肝心。

さて、アドリブソロとは何か?
答えは簡単で、編曲が面倒くさいから
あれこれ曲の展開を考えて音符を書くのをやめてコードだけ書き、リズム隊と管楽器1人に演奏を任せて、編曲者の睡眠時間と他の奏者の休憩時間を確保しよう、というのが現場の感覚である。アドリブに楽譜を書いてくれと言う奏者もいるが、変奏作るのが面倒くさいからアドリブにしているのである。なので、周囲に快く自力でアドリブをしてくれる奏者がいない時は、自分でやるに限る。演奏中の休憩時間は犠牲になっても、睡眠時間は確保できる。

おっと・・・

本当(建前)の理由は、「楽曲への介入」にある。吹奏楽では、本来、曲は作曲者の、楽譜は編曲者の、音楽性は指揮者のものである。みんな色々言って楽しんでいるけど、演奏者は彼らの雇われ人でしかなく、彼らの注文に応じた音を出すのが役割である。だから、楽曲の解釈に参加するためには、作曲するか、編曲するか、指揮を振るか・・・そちら側に回らなければならない。でも面倒くさいのでそこまでやりたくないし、一介の演奏者が指揮者に対して政治力を使うのは大人げない。そんな時、手っ取り早いのがアドリブである。これなら、音符書くとか、スコアを読み込むとかしなくても、演奏時間そのものだけで、お気楽に、しかも合法的(?)に音楽のコアの部分を楽しむことができるのだ。

ちなみに、ソリストが立つのは「ここから先、俺の見解による演奏である(楽団全体が下手でも俺は別)」という宣言であり、指揮者がソリストを紹介するのは「儂の責任ではない(文句はあいつに言ってくれ)」という意味である。なので、演奏後に指揮者に紹介されたソリストは「指揮者からダメ出しされた」と思って間違いない(笑)。

さて、即興とはいうものの、普段、音階練習とコードの勉強だけしているのかというと、実はそうでもなく、あれやこれやと、それなりに事前の研究と練習をして、即興という建前はともかく、出来るだけ不安がない演奏を目指すのである。気が小さいもので・・・

080208pic1さて、本日のお題は、ウィンドファクトリー演奏会の曲「リベルタンゴ」である。
私の編曲で、手前味噌ながら、なかなかコクのある曲なので、興味ある方は10日に船堀まで聴きに来て下さい。お待ちしています。
とはいうものの、自分で編曲して自分にソロを回しておきながら、有り体に申し上げて、ホントは気が重いのよね・・・ステージ上のことを想像するだけで、今から心臓が飛び出しそうになります・・・自分で自分に災難を作ってしまった感じで、演奏能力への過信があったかも・・・テンポ速いし。しかも、もっと有名な曲がいくらでもあるのに、ポスターに曲名が書いてあるし・・・何もわざわざ、この曲にしなくても、トホホ・・・
始まる前から反省してどうする、という気もするが、自信ないのよね・・・先に反省しておけば、終わってからしなくて済むかもしれないし。

でも、コードは別に難しくないです(解説は省略します。演奏会終わるまで待って下さい)。


書きソロのMIDIです。
下記ソロの楽譜(.pdf)です。
※演奏会でこれを吹く(吹ける)わけじゃありません。演奏時は忘れてます。

タンゴもラテンなので、前回同様、出来るだけラテンっぽいツボ(男、女、オカマ、女王様)を踏まえて演奏してみ・・・ようと思ったのだが、速過ぎてそれどころではない。メトロノームについて行けない。

楽譜を作るために、ボツ(もちろん即興では使える)も含めて色々とパラパラやっているのが練習にもなり、モチベーションが向上するのです。書きソロを作るのは目的ではないです。

それでもいくつか勉強になったこと。
・小節の頭は、8分音符1つ休んで入ると効果的。
・考えなしの8分音符の羅列は、あまり格好良くない。羅列するなら16分音符。フレーズが出てこない時は、休んでしまうか、ロングトーンや1つの音を軸にした指回し、或いは定型フレーズ(音階練習?)の方がマシ。色々な長さの音を組み合わせたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月30日 (土)

Ellie My Love

さて、明日の演奏の研究を開始。
基本的にボーカルのバックなので、別段難しいところはないのですが、ちょいと苦手な曲が1つありまして・・・このソロを研究することに。

●まずはコード。
ソプラノサックス(B♭管)の場合、
D♭|B♭m|G♭|AM7|の4小節+オマケ1小節。

次に、下のMIDIと楽譜のごとく、テキトーに5連発。
(MIDIにはイントロが4小節あります)
(画像をクリックすると大きな楽譜が出ます)

「070630solo01.mid」
070630solo01

「070630solo02.mid」
070630solo02

「070630solo03.mid」
070630solo03

「070630solo04.mid」
070630solo04

「070630solo05.mid」
070630solo05

こうして、書きソロを沢山書いて、適宜指の練習をして、本番に臨んでは、別にどれを憶えるというわけでもなく、全部忘れて演奏します。できればコードも忘れちゃいたいのですが、今日明日の話なので、コードを忘れると落ちるかもしれない・・・何しろ、間奏のソロの直前にご丁寧にも転調されてしまうという・・・実はなかなかの難物だったりします。

とりあえず掴んだコツとしては、あまりJazzを意識しない方が良く、フレーズを工夫しようとすると、かえってかっこ悪いみたい。基本的には、大きなメロディの流れを作り、その中に、少しだけ速いフレーズを挟み込むような感じが良さそうである。こういうのって、極めて楽譜書きにくいような気がする。音符にすると細かい音符に目が行っちゃいますが、実は細かい音符は飾りで、長い音を主に吹いていくことになります。

いずれにせよ、自由感をもって朗々と演奏したいですね。
原則は上に書いた通りですが、細かい音禁止のわけでもなく、細かい音がノルマのわけでもない、という感覚で、思いついたのを吹きたい。
ただ「思いつく」ネタが、なるべく大きな流れを持ったメロディが良いのだろうね。

| | コメント (0)

2007年4月 8日 (日)

Take Five(その4)

サビに入ります。

5/4拍子(小節内のコード変化は3拍+2拍)
サビ
| Cb Abm6 | Bbm7 Ebm7 | Abm7 Db7 | Gb |
| Cb Abm6 | Bbm7 Ebm7 | Abm7 Db7 | Fm7b5 Bb7 |

複雑に見えますが、Gb-Majorのダイアトニックの動きで、コードが2度ずつ順次下がって行くだけです。というわけで、Gbのスケールを順次パラパラと。








前回からの通しのMIDIです。

特別難しい理論や技術は使っていません。臨時記号もHarmonic-minor音階以外何もありません。アドリブ的にはやや手抜き感がありますが、でも、なれない曲だし、現場ではこんなもんか・・・率直なところ、コードの流れはよくわかるのだけど、Take Fiveの変奏としては何となくイマイチ感あります。やはり、単独ソロとしては何かが足りないというか、ちょっと寂しいです。来週の吹き語りが終わったら本格的に研究しようかな・・・では遅いのだが・・・いや、Take Fiveは程々にして、他にした方が賢明な気がしてきた。南無阿弥陀仏。

| | コメント (0)

Take Five(その3)

アドリブフレーズを入れてみます。

コードを再掲します(サビは次回にします)。

5/4拍子(小節内のコード変化は3拍+2拍)
Aメロディ
[Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 |
|Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm |

この部分、コードは2つしかありません。というか、実質的にはEbm7の1つと考えて良いです。こういうのを日本ジャズ用語で「一発もの」とか「ワンコード」などと呼びます。

リズムの感じ方は前回書いたとおり。スパイ大作戦と5拍子ワルツを感じつつ「落ちない程度にホドホドに新しいジャズを創造する」要領で。

次に、音選びですが、前々回に掲載したEb-minor Scaleでも良いのですが、

もっと安全な音階があります。この音階(Blue Note Penta tonic)を使っている限り、いつの間にか勝手に転調したり、別な曲のコード感が勝手に出ちゃうことはありません。※ピアノ伴奏がいない単独ソロなので、バンドサウンドを聴いての軌道修正が難しい・・・

ただし、この音階は日本音階やイギリス音階と同じ構成音です。使い方次第で盆踊りにも文部省唱歌にもなっちゃいます。そこで、音の狙い方を考えます。

キーワードは「短3度」と「4度」になります。

Blue Note Penta tonic音階に含まれる「短3度+4度」の音型は2つあり、主にこの音型でフレーズを狙って行くことになります。以下、主音からの音程関係で、下のように命名します。
1-3-4型

5-7-1型

ところで、Blue Note Penta tonic音階のA音(ブルーノートの♭5)をどうやって使うのかというと・・・音階の中で、当然下楽譜左のような狙い方もあるのですが、
3-4-5型

残念ながら、この音型は2度と長3度の組み合わせで、「短3度+4度」はどちらも入っていません。そこで、右の楽譜のように間に短3度を挟み込んで音程感を出します。

さらに、下の楽譜のような「(長3度に)上がり切らない」感覚で使うのも良いでしょう。

能書きはこのぐらいにして、早速やってみます。


まず、自分で自分のイントロを付けます。当たり前ですが、複数人の演奏なら要らないです(笑)。次に、アウフタクトからアドリブを始めます。これを「ピックアップトーン(Pick up tone)と呼びます。拍の頭のタイミングを取るための予備拍を音に出しちゃう感覚で。


リズムは「スパイ大作戦型」で、前半は5-1型の(転回された)4度音程。後半はピックアップトーンの発展系。こんな感じで前のフレーズを踏襲してリズムや音型を変えるとカッコイイです。


リズムは「スパイ大作戦型」。最初の音(ブルーノートの♭5)は前の小節の最後の音の短3度上の音であると同時に、次のBb音への半音アプローチノートで、こんな使い方もできます。次に5-1型の4度音程(これも前の小節の音型の転回系)。後半はピックアップトーンと同じ。


リズムは「スパイ大作戦型」。前半は5-1系の(転回された)4度音程で、後半は(主に下行型の)5-7-1型の「短3度+4度」の型。


前の小節でフレーズは終わっているけど、単独ソロなので何か埋めないと行けないので、タイミングを取るための音を入れた。複数人いるときは「是が非でも休みたい」


リズムは「スパイ大作戦型」。前半は1-3-4型からEbを抜いたもの。実戦ではGbの前に装飾音でEbを入れたいような気もする。後半は5-1型→1-3-4型への展開。


リズムは「スパイ大作戦型」。最初のA音は、前の小節の最後の2音から続く3-4-5型の長3度を避けるために挿入された♭5のブルーノート。3-4-5型→3-4-b5-5型に。後半も同様(次の小節の最初の音を含めて3-4-b5-5型)。


リズムは「スパイ大作戦型」。前半は5-1型、後半は5-7-1系。


前半の3-5-7-1型、後半の3-b5-5-7型ともに初登場ですが、これは次の小節から始まるサビの「Gb-Major(今までと平行調の長調)」を意識した音型。コード的にはGb6を意識している。特にA音はGb-Majorの♭3のブルーノート。

今回はここまで。どうせ単独ソロなので、サビのアドリブをしないでテーマに戻っちゃっても良いし・・・そもそもこの曲、あまり長々とやる気がしないし・・・

全体通しのMIDIです。

率直な感想。
「うーむ、ピアノとベースとドラムが欲しい」ということは、バンドのソロパートみたいな感じで、重工製品の部品みたいで、ペンタトニックのみは単独ソロには向かないのかもしれない。単独ソロの軽快さを出すためには、もっと色々な音を使う必要があるみたい。

| | コメント (0)

2007年4月 7日 (土)

Take Five(その2)リズムの取り方

タイトル:リズムの取り方。

「Take Five」は、5拍子であります(やりたくない理由第1位)。
ところで、「Take Five」の意味は「5拍子で演奏しよう」ではなく「5分間の休憩」なのだそうな。一体どこが休憩なのか・・・?

さて、この5拍子の取り方ですが、
学生時代のジャズ研で、複合拍子の分割(5拍子なら1拍+4拍〜4拍+1拍など)が話題になったことがあるけど、三十路も半ばを過ぎた今、余計なこと考えた瞬間に自爆してしまうことは火を見るよりも明らか。なるべく簡単に考えたい。

基本的に「Take Five」の5拍子は「3+2」になります。

ただ、これで単純にやっていると、どうも「3+3」と紛らわしく、実は意外と間違いやすいのが欠点(単独ソロなので本人も客も気づかないような気もしますが)

他に、スパイ大作戦風の「1.5+1.5+2」

(私の場合)このノリがわかりやすく、最も間違いにくいと思います。現代日本人の大部分がそのような気がします。
ただ、このノリ自体は格好いいかもしれませんが、やや拍感がきつすぎるような感じで、もう少しウェストコースト(※1)に演奏したい気もします。

※1:ウェストコースト(West Coast Jazz)とは、1950年代にロサンゼルスで白人を中心に演奏されたジャズのジャンルで、メロディアスで理知的な演奏が中心。代表的なプレイヤーは「Take Five」の作曲者のポール・デスモンド(アルト)、デイブ・ブルーベック(ピアノ)、ジェリー・マリガン(バリサク)など。私はマリガンが大好き。

さて、「エレガントと言えばワルツ(やや強引なもって行き方か?)」、そして、ワルツと言えば3拍子。


「♪ぶーんチャッチャッ

ここで「♪チャッ」を裏拍で感じてみます。

「♪ぶーんーチャッんーチャッ
(「♪ん」をしっかり言うようにするとうまく行きます」

これで、何の違和感もなく(少なくとも私はそう思う)5拍子になりました。特段の変拍子じゃなくて、ワルツの2,3拍目をジャズの裏拍で感じると自然とこうなります。
結果的に「1+2+2」の5拍子になります。ワルツの裏拍が無理なくジャズの裏拍になるという、なかなか格好いいリズムです。

話を戻し、ワルツついでに1,2拍にジャズワルツを突っ込みます。
ジャズワルツの1,2拍目を5拍子の1,2拍目に突っ込み、裏拍である3,5拍目をスウィングさせると、下のようになります。「裏拍重視の裏拍ワルツ」といったところか?

「♪チーチャ、チッチ、チャッチ、チー、チャッチ」
なかなか格好いいリズムです。病み付きになりそう。

でもこれだと早口言葉みたいなので、エッセンスだけを取り出します。

最後に、基本リズムを再掲します。
特に「裏拍ワルツ」は、ジャズの5拍子の理論的な感じ方で「さらば変拍子!」といったところです。

基本の「3+2」

スパイ大作戦

裏拍ワルツの基本

裏拍重視の裏拍ワルツ

というわけで、別に変拍子じゃなくて普通のジャズなんです。

とはいうものの、ジャズで5拍子の曲はあんまりないですがね。作曲者はテキトー!!、いや、当時、新しいジャズを創造しようとして作ったリズムなのかもしれません。

| | コメント (0)

Take Five(その1)コードとスケ−ル


文章や楽譜は、楽譜とコード両方を読める人向けです。

さて、「やりたくない曲第1位」の「Take Five」に挑戦。
ところで、何故やりたくないのかというと、
其の1:5拍子で、6/8拍子と紛らわしくて、絶対間違える。
其の2:コードが単調なので、あれこれ捻る必要がある。そして、捻っている間に拍子を間違ったり、曲のどこだかわからなくなってしまう。

ただ、これはバンド(特にセッション)での話で、単独ソロなら間違っても誰にも迷惑がかからない。検討の余地ありと見た。

とりあえずコード。
キーは諸説ありますが、アメリカのサイトのキーを利用。

5/4拍子(小節内のコード変化は3拍+2拍)
Aメロディ
[Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 |
|Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm |
サビ
| Cb Abm6 | Bbm7 Ebm7 | Abm7 Db7 | Gb |
| Cb Abm6 | Bbm7 Ebm7 | Abm7 Db7 | Fm7b5 Bb7 |
Aメロディ
[Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 |
|Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm Bbm7 | Ebm |

この曲のキーはEbmで、サビのところは平行調のGbに転調してます。コードは全て最初のキー(Ebm)のダイアトニック(そのキーの音階に乗っている音)で、前回の「All of Me」みたいに臨時記号が入らない。なので、「All of Me」に書いたみたいに小節毎にスケールをいちいち考え直さなくても、(ピアノなどCの楽器なら)常時♭6つ付けて何か弾いていればOK。
※フルーティストには殴られそうだけど、ピアノは全部黒鍵弾けば良いので、そんなに難しくない。

さらにお得なことに、ピアノならAメロディ部分はひたすら黒鍵だけ弾いていればそれが「Blue note penta tonic scale」そのもので、勝手にJazzyになります。

そしてもっとお得なことに、キーがGbのサビに入ったらC音にのみ♯を付けて、他はひたすら白鍵を弾いていれば、それが「Altered dominant 7th scale」そのもので、勝手にJazzyになります。

逆に黒鍵だけを弾く限り、普通のペンタトニックになり、間違える心配が要りません。

つまり、サビの部分も黒鍵を主体に弾いて、時たま白鍵をダダダッと連発すれば、それっぽくなるはず。

(ピアノの場合)なんて簡単な曲なのでしょうか!・・・うーむ、ピアニストになろうかな・・・ピアニストになるか?、それともSaxの単独ソロでTake Fiveをやるか?究極の選択?

(追伸)
この曲はSax奏者のポール・デスモンドが、バンドのピアニストのデイブ・ブルーベックのために書いた曲なんだそうです。自分のやりづらさよりデイブのやりやすさを優先したキー選択、ポールは凄く優しい人だったのです。
でも、おかげで世界中のSax奏者が大迷惑しているような・・・

| | コメント (0)

2007年4月 1日 (日)

All of Me(その2)


文章や楽譜は、楽譜とコード両方を読める人向けです。

少し工夫してみます。

まずはコード。(著作権の関係でテーマは書けません。Soundpie ANNEXの10位の曲です。)

C | C | E7 | E7 |
A7 | A7 | Dm | Dm |
E7 | E7 | Am | Am |
D7 | D7 | G7 | G7 |
(途中まで)

楽譜 in C (.pdf)
楽譜には妙な数字がありますが、その凡例はこちらです。

MIDIです。

工夫したところ:
○拍子を変更、4/4を4/2へ。どうせドラムも4ビートのベースもいない単独ソロなので、リズムにこだわらないでゆったりと歌いましょ。
○長い音と短い音の差を大きくして、長い音を拍の頭に、短い音を装飾的に使う方法に変更。さらに、一方向に上がるときはなるべく分散和音でコードを示し、細かい音階的なフレーズは単純な上行、下行だけでなく、細かく上下するノコギリ状のフレーズに変更。
とは言うものの、短い音符をさらに短くということは、さらに指が回りづらくなったということでありまして・・・単独ソロは面倒臭いのね・・・

これで、だいぶメロディやコードの変化がわかりやすくなったみたい。あとは、ブルーノードなどでジャズっぽくするのが課題だが、これはこれでポップスとしてわかりやすいのかもしれない。あまり無理すると、またわかりにくくなりそう。それと、私の場合、あまり黒っぽいファンキー路線よりもシンプルなメロディ感のフレーズが好きかな。やっぱり日本人だし、評価されるされないは別として、温厚な性格に合った明るめの吹き方が好き。
でも、言われてしまうのです。「コードはわかるけどジャズっぽくない」「使う音が限られている」「積極性がない」果ては「貴方らしくない」・・・これが繰り返されると、性格が変わっていきます(笑)。暴れているときに文句言われても「知るか!」で居直れるのですが、温厚に演奏している場合にそれ自体を否定されちゃうと、つまり「温厚」なわけだから、困ってしまうのです。温厚ではやってられない面もあります。

ところで、これで1分ぐらいしかないので、次の単独ソロ依頼での約束の15分にするには、この15倍吹かないといけない。これは大変そう。

また、本来なら、この先を考えるところだが、この曲を依頼演奏でやっても、客が知っているかどうか疑問なため、この辺でやめて次行きましょ。この先は、暇な時にゆっくりと・・・

| | コメント (0)

All of Me(その1)


文章や楽譜は、楽譜とコード両方を読める人向けです。

ベースかドラムのどっちかぐらいはいてほしいのだが、いないものは仕方がない。単独ソロスタート!

まずはコード。(著作権の関係でテーマは書けません。Soundpie ANNEXの10位の曲です。)

C | C | E7 | E7 |
A7 | A7 | Dm | Dm |
E7 | E7 | Am | Am |
D7 | D7 | G7 | G7 |
(途中まで)

とりあえずやってみました。

楽譜 in C (.pdf)
楽譜には妙な数字がありますが、その凡例はこちらです。

MIDIです。

感想:
ジャズっぽいかどうかはまあ、置いておいて、どうもあっちこっちで拍感が消失して、コードや小節の切れ目がよくわからなくなる。あまりカッコイイ感じじゃないような・・・全体的に、拍感の考え方がどうも中途半端な気がする。
何が悪いのかね・・・

| | コメント (0)

All of Me(コードとスケール)

さて、前回の第1位の「Take Five」と行きたいところだが、それは徹底的に気が進まないので、軽く10位の「All of Me」から様子を見ることにする。
まずはコード。(著作権の関係でテーマは書けません。Soundpie ANNEXの10位の曲です。)

C | C | E7 | E7 |
A7 | A7 | Dm | Dm |
E7 | E7 | Am | Am |
D7 | D7 | G7 | G7 |
(途中まで)

さて、いくら単独ソロでもスケール(音階)ぐらいは考えたいところ。

1〜2小節目「C」

この曲のキーはC-Majorです。普通にCの音階が基本。

3〜4小節目「E7」

これは5〜6小節目のA7の5度上のV7(Dominant)で、ということは、ここでキーがA-Majorに転調、と考えたのが左の音階。右の音階は、A-minorに転調と考えて、A-Melodic-minorを4度下から始めた音階。その時のフレーズにもよるけど、私は右が好き。結果的に次のキーのA-Majorの構成音のG#と、前のコードのCが同居していて、音階だけだと右の方が唐突感が少ないような気がする。

5〜6小節目「A7」

これは7〜8小節目のDmの5度上のV7(Dominant)で、ということは、ここでキーがD-minorに転調、と考え、左の音階はDのHarmonic-minorを4度下から始めた音階(正式な理論用語では「A Harmonic-minor Perfect 5th Down (日本語だと、イ短調の和声短音階を完全五度下げた音階)と呼ぶが、同じこと)。右の音階はDのMelodic-minorを4度下から始めた音階。4〜5小節目と同様にして、私は右が好き。他に、キーがD-Majorと考えてもOK(Dominant 7thコードは次が長調と考えても短調と考えてもどっちでも良いです)。

7〜8小節目「Dm」

これはD-minorのキーのTonicで、普通にDの短音階を使います。左がNatural-minor(自然短音階)、右はナチュラルや#の付け方によってHarmonic-minor(C音に#)、Melodic-minor(B音にナチュラル、C音に#)、Dorian(B音にナチュラル)の各音階になり、全部使えます。特に、Dorianは最初の調のCと同じ構成音の音階なので、全体の流れがシンプルになるため、私は好きです。

9〜10小節目「E7」

これは11〜12小節目のAmの5度上のV7(Dominant)で、ということは、ここでキーがA-minorに転調、と考え、左の音階はAのHarmonic-minorを4度下から始めた音階。右の音階はDのMelodic-minorを4度下から始めた音階。同様にして、私は右が好き。他に、キーがA-Majorと考えてもOK。

11〜12小節目「Am」

これはA-minorのキーのTonicで、普通にAの短音階を使います。左がNatural-minor(自然短音階)、右は#の付け方によってHarmonic-minor、Melodic-minor、Dorianの各音階になり、全部使えます。

13〜14小節目「D7」

これは11〜12小節目のAmの5度上のV7(Dominant)で、ということは、ここでキーがG-Majorに転調、と考えたのが左の音階。右は、キーが頭に戻ってC-MajorでII7のコード(Double-dominant)と考えた場合で、この場合の常套手段でLidian-7thという音階が使え(ると、ジャズ理論の本に書いてある)、それが右の音階。でも私は左が好き。

15〜16小節目「G7」

これは頭に戻ってCの5度上のV7(Dominant)で、ということは、ここでキーがC-Majorに転調、と考えて、普通にC-Major-scaleの4度下の音階。

こんなところです。他にもっとあるのだけど、とりあえずこんな流れで考えてみることにします。

| | コメント (0)

2007年3月29日 (木)

序序の奇妙な依頼演奏

序序の奇妙な依頼演奏

「単独ソロ」なる研究を始めた矢先、いきなり単独ソロの依頼が・・・・それも2週間後に・・・どうしよう・・・依頼は行きつけの寿司屋でなされたため、酔った勢いで快諾してしまった。さらにギャラも既に貰っている・・・以下、依頼者が読むと不安になるかもしれないが・・・

それで、どうするかなのだが、まず、依頼の内容は(依頼者の固有名詞は演奏後に書きます)、
・演奏日は2週間後の土曜日。
・演奏時間は15分程度。
・バンドマンは私だけ。つまり、コンプリート単独ソロ。
・曲は何でもよい。
・イベントは会員制。ただしそれなりに人はいる。
・「演奏会」ではなくBGM。誰も聴いてないと思われる。
・客層は年配者中心。

誰も聴いてない15分のために千葉のシャーマンブラスを仙台まで招集するわけにも行かないし、仙台でバンドマンを探すのも面倒なので、いっそのこと単独ソロで行く方針だ(ちなみに、そんなものやったことがない)

さて、「何でもよい」曲を何にするか?
まずは、客が年配者と言うことで、何となくそれっぽいものをピックアップ。
「加山雄三系、My Way、慕情、Moon River、追憶のテーマ、Only You・・・」
ついで、ジャズのナンバーからわかりやすいものを何曲か準備すれば、15分埋まるであろう。そこで、ネットで見つけたSoundpie ANNEXのジャズのランキングからピックアップ。

1位 Take Five
2位 In The Mood
3位 Moonlight Serenade
4位 On The Sunny Side Of The Street
5位 Moanin'
6位 St. Louis Blues
7位 You'd Be So Nice To Come Home To
8位 Star Dust
9位 Fly Me To The Moon
10位 All Of Me

うーむ、どう見ても「やりたくない曲ベスト10」である。特に1位と2位、鬼のように難しいのだが・・・「み~た~な~ぁ!(民話「安達ヶ原の鬼婆ぁ」より)」・・・見ちゃった以上仕方がない。この中から選ぶことにしますかね。

「全部懐メロにすれば」という話もあるのだが、どうもそれは気が進まない。依頼者から曲を指定されて頼まれた場合は別だが、今回はそうではない。自分で選べると言うことは「選んだ曲=自分のスタンス」になってしまうのである。具体的には、万が一依頼者に気に入られて再度依頼が来た場合、私が「懐メロ指向」という認識となり、ジャズ指向だということをわかってもらえないことになる。それは困る。捕らぬ狸の皮算用ですがね・・・依頼が来るだけで有難いことだし、深く考えるだけ馬鹿馬鹿しいかもしれない・・・何をやっても自分は自分ですからね。

♪我が輩は世界で一番、無責任と言われた音楽家・・・

植木等氏も同じような苦労したみたいです。あっ、私はまだ苦労してないですし、聴いてもらえなければ苦労することもないですがね。でも、聴いてくれた何人かにでも、何か伝えられる演奏ができれば。無伴奏ソロで・・・ですがね。

| | コメント (0)

2007年3月25日 (日)

1曲目


文章や楽譜は、楽譜とコード両方を読める人向けです。

さて、前置きはともかく、1曲目です。
無伴奏とは言っても、MIDIのコンピュータだと拍感がないのでドラムを入れることにしました。

とりあえず初心に還って、学生時代のJazz研の1曲目から。

曲は「Bag's Groove」のつもり。

著作権の関係でテーマは載せません。

コード進行は以下の通りです。

F7 | C7 | F7 | F7 |
C7 | C7 | F7 | D7 |
Gm7 | C7 | F7 | F7 |

以上12小節が1コーラスで、これをブルース進行と呼びます。

ソロは4コーラスあります。

楽譜(.pdf)へのリンク
コンサートキー(解説付き), B♭(解説なし)
楽譜には妙な数字がありますが、その凡例はこちらです。

MIDIです。

どこから始まってどこで終わるのかぐらいはわかるような気がします(自分で作ったからそう思うのかもしれませんが)。
コードについては深く考えずに、フィーリングで音を入れてみました。すると、多少コードの入るタイミングが前後したりするのはあまりメロディ感に影響がないみたいです。むしろブルースの場合は個々のフレーズの格好良さとメロディのつながり感が重要な感じがしました。

作り途中で感じたのですが、どうも、コードを見て分散和音で追いかけても上手くいかないようです。それよりもむしろ、楽譜のコードと多少違っても、「ファラド→ミソシ→レファラ→ドミソ・・・」といった具合に、2度ずつ下がって行くようなフレーズの方が雰囲気が出るみたいです。

その上で、全体の12小節の大まかな流れさえ掴んでの演奏になりそうです。
(伴奏がいてもそうなのかもしれません)
なんかジャズというよりも、(狭義の)ブルースやロックみたいです。

(今後の課題)
今回は、フィーリングで考えたフレーズを説明用に解釈する時に、元のコードにこだわらないでフレーズが持っているコードに置き換えようとしたのですが、フレーズが持っているコードって、4音ぐらいだとよくわからないし(たぶん何かあるのだろうけど)すごく複雑になってしまうのと、どうせ伴奏がいないので、コードに置き換えて不協和音を避けてみても意味ないような気もしてきました。せっかく無伴奏なのだから、いちいち頭の中に和音を鳴らさないで「原曲のメロディ感→アドリブのメロディ感」と大きな流れの中で演奏したい感じはします。
ただ、それをどうやって説明し、頭の中で音選びを整理して行くのかは、よくわかりません。

| | コメント (0)

いや実は、困ったことになったのである。
今まで、吹奏楽やビッグバンドなどの大編成での演奏が多く、
ソロはテキトーに、ではなく、テンションの多用や意外な展開のフレーズを主体にしていた。

実際のところ、コードに従った分散和音型のソロは、実に評判悪いです。本人は気を遣って周囲に配慮しているのに、それそのものにツッコミが入ってしまう。これが10年以上続くと性格変わります。「どうせ何やってもツッ込まれてしまうなら、周囲に配慮なんかするもんか。誰が何と言おうと好きにさせてもらいまっせ」

ところが、地方転勤が続き手近にバンドがなくなり、自分のバンドで1回演奏、いや練習するたびに数万円かかる状況になっている。それでも音楽活動を続けようとしてセッションに行ったり、地元の人間に「サックス吹けるよ」「じゃあ演奏して」のやりとりは良いのだが、常駐バンドが組めないので編成がやたら薄く、場合によってはコード楽器がない。

それで何が困るのかというと、テンションの多用や意外な展開のフレーズでは、曲がわからなくなっちゃうのよね。

困った・・・

というわけで「単独でも曲に聞こえるソロ」を研究することに。
目指せ「語るサックス」!

ただし、状況が変わったからといって、突然スタイルを変えるのは、どうも良くない感じはします。日本人が好きな1からのスタートじゃなくて、スタイルを追加する要領で。人間、最初のツッコミには強くても、それに対応して努力した結果をツッ込まれるのには脆いのです。たとえ1回目と2回目の客が違ってもだと思います。それを心に留めつつ、小さい編成に対応した客に親切な演奏を「ちょっとだけ」目指して。

(続く)

| | コメント (0)