奇跡の一本松に行ってみた
(取材日:2月21日, 2015)
三陸の 旅は道連れ 徒然に
陸前高田といえば「奇跡の一本松」である。
それで、ですが・・・
とにかく、砂、砂、砂。
近くの砂取り場のストックヤードになっていて、砂山とベルトコンベアに占領されています。
駐車場からブツまでは1kmぐらい距離があります。
時間が押してきたのと、この日のツレの体調では往復が難しいので、そこそこ見える所まで近づいて引き返しました。
ヤード越しの一本松。
それで、これをどう見るか?
津波から奇跡的に「生き残った」のは事実ですが「もう枯れている」のも事実です。
放置すると倒れるのが時間の問題なので、1億5千万円かけて標本(?)にしたのだそうな。
詐欺まがいのがっかり名所どころか、死者に鞭打つ悪趣味。
と、私も思っていたのだが、考えが変わりつつある。
いや実は、ずっと不思議だったことがある。
(不謹慎かもしれないが)津波被災地、関東的にイマイチ盛り上がらない。
身近な人に「津波被災地」と言っても、まず、引かれてしまう。はい。何故に?
だって、どう考えても世界一の日本近代海岸技術と近代以降最強の津波との戦いが見放題なのですよ!三陸の一択です!
でも、たぶん、あんまりなのですね。
「何があるの?」と聞かれた時「世界一の日本近代海岸技術と近代以降最強の津波との戦い」では、話を聞いてもらえません。
「奇跡の一本松でも見に行くか?」なら、アリでしょうか。
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