タイカブト
(取材日:10月18日と20日, 2009)
釣った魚じゃあります。
昔から、「鯛は鳴き声以外に捨てるところがない」などと言われていますが・・・
・・・それは豚だった・・・
いずれにせよ、鯛と言えば「鯛カブト」でございます。

いやはや、カブト喰うなら鯛が一番ですな。
単なる魚のクビではありますが、どことなく、Japaneseな粋を感じる姿です。なんだか歌舞伎みたいな・・・・

鯛のカブトを割るときは、鎌を外してから、こうやって上あごに包丁を入れて割ります。

塩焼きと塩煮です。美味しかったです。
鯛には必ず頭があります。とはいえ、これをネタケースに並べておくわけにも行きませんので、馴染みになると、時々出してくれます、ぐらいな感じでして・・・たまに食べると美味しいタイカブト、だったりしまして・・・
今回は自分で釣りました。
高知なら、魚が食べたけりゃ、釣りに行くのが当たり前・・・とは、なかなか行かないものでして・・・釣りといっても、素人にはなかなか難しいようで・・・
コンペイ:この「タイカブト」ってのは、旨いもんだねぇ。
ジンペイ:ほぅ、魚が好きなんだねぇ。
コンペイ:これって魚なの?
ジンペイ:そりゃそうよ。
コンペイ:こんなけったいな姿をした魚もいるのか。海は広いんだねぇ。
ジンペイ:ところで、明日、釣りに行くんだが、一緒にどうだい?
コンペイ:いやいや、俺は釣りは苦手だ。
・・・(ジンペイは少し考えている振りをする)・・・
ジンペイ:そうか。そいつは惜しいな。
ジンペイ:いや実は、大きな声では言えないのだけれど、明日、この「タイカブト」を釣りに行くんだ。それで相談なんだが、明日の船代とエサ代の半分、5千円を貰えたら、釣れたタイカブトの半分をやろう。10匹なら固いはずだから、その半分の5匹は確実にアンタのものだ。
コンペイ:そいつは旨い話だ。わかった、出そう。
ジンペイ:それは有難い。
ジンペイ:いや実は、釣りは単なる道楽でして・・・俺はタイカブトが嫌いでね。釣れても結局は料亭なんかにタダ同然で渡して処分してるんだよ。
ジンペイ:もし、アンタが船代全額1万円を出してくれたら、釣れたタイカブトを全部やろう。
コンペイ:よし、1万円出そう!
・・・・・・翌日・・・・・・・
ジンペイ:ほら、約束通りのタイカブトだ。全部で20匹ある。
コンペイ:こんなに釣れるのか!
・・・・・・翌日・・・・・・・
コンペイは一念発起して釣り竿を買い、船宿に行った。
船頭:お客さんは何を釣るんだい?今日の潮だと、鯛がいいよ。
コンペイ:鯛?何それ?今日はタイカブトを釣りに来たんだ!よろしく頼む。
お後がよろしいようで・・・
五代目三遊亭圓楽さんのご冥福を祈ります。 by 歌丸(偽物)
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