獅子唐2009
(取材日:6月25日, 2009)
獅子唐・・・好きな野菜No.1です。今年も夏野菜の季節がやってきた!
たかが獅子唐で毎年記事を書くぐらいだから、いかに獅子唐フリークなのかおわかりいただけるかと・・・(前回の記事です。旬じゃないけど・・・夏には相当喰ってます)・・・
しかも、獅子唐は高知県が生産量日本一です。これは嬉しい!
(覚えてないだけでそれまでにも散々喰ってたのかもしれないけど)子供の頃、食卓に獅子唐が出てきた時、父が「辛いのがあるから気をつけろ・・・気をつけようがないけど・・・」と言っていたのが記憶にあります。
さらに、
「唐辛子に先祖帰りしかけた種子が混じっている」by 父さん
「唐辛子の近くに植えると、辛くなって味が良くなる」by 叔母さん
父さんの説ですが、獅子唐が辛い確率は10%程度で、その程度の品種固定だったら種苗会社の詐欺です。ただし、十分あり得ます。獅子唐の標準和名は「トウガラシ(学名Capsium annum)」で、ピーマンも獅子唐もトウガラシの栽培品種です。普通のトウガラシ(鷹の爪など)が辛いか辛くないかのレベルと、獅子唐が辛いのか辛くないのかのレベルじゃ全然違います。獅子唐みたいにダイレクトにガツガツ食うなら、カプサイシンの濃度のちょっとした個体差だけで、辛いか辛くないか敏感に感じるでしょう。
でも、ピーマンに辛いのがないのが気になる・・・苦みに隠された辛味を持つ個体がある可能性あり・・・
叔母さんの説ですが、確かにあり得ます。ただし、受粉したトウガラシの形質を受けて辛くなるのは種子だけで、栄養体である果実(緑色のペラペラの部分)は蒔いた種子の形質です。ただし、トウガラシ(鷹の爪)は果実よりも種子の方が辛い。
市販の種子はF1だろうから(買った種で作って実った種で2代目を栽培しても同じ味にならない・・・おそらく、トウガラシの形質にどんどん戻って行く!)、実った獅子唐の種子に辛いのが相当あるはず。しかも、トウガラシ(鷹の爪)の隣で栽培すれば、トウガラシは辛いのが優性と思われるので、いきなり辛くなるのでは?
でも、ピーマンに辛いのがないのが気になる・・・ピーマンも獅子唐も未熟な果実を食べます。しかもピーマンは種子を捨てます。本気で熟した種子を食べたらやばいのかも・・・
さらに、初音ミク(2008)によると、辛い獅子唐の原因は水分不足らしい。
さらに、ウィキペディアによると、小型で種子が少ない果実に辛い物が多いらしい・・・ということは、親に「ゴタゴタ言わずに喰え!」と怒られて子供がおそるおそる箸を出す小さい獅子唐って!・・・(廃忘)・・・
色々説があって、どれも寄与していると思われますが、その寄与度の大小の評価が難しいところで、辛さの差の原因の決め手は「今後の研究成果を待たなければならない」ようです。というわけで、獅子唐はあらゆる野菜の中で最もアカデミックなんでしょうね。
「炒短小的绿辣椒」 "ツォォドァンオーディリューラーオー" (獅子唐の炒め)
本当の中華がここにある!・・・と力み過ぎて炒め過ぎました・・・筆者の家の火力だと瞬発力がないので、「おぉっ!中華だ!」と思う感じに鍋が唸ってきた時点で炒め過ぎです。そこから「サウジアラビア」モードで炒め続けたらイマイチですね。
鍋をガンガンに熱してセンプレ強火で、材料を入れて温度が下がった後に、復活して油がハジケる感じになって、「中華!」をほんの短時間楽しんだぐらいで火を止めるのが得策です。
横浜中華街の、そんなに高い店じゃないけど、野菜炒めの「炎の味」の感じは忘れられません。自分料理で未だ実現してません。炒める時に、焦げじゃなくて「燃え」感は、どうやって出すのだろうか???
あ・・・また辛かった・・・
小型の実じゃないのに、いきなり前代未聞に辛いです。完全に意表を突かれた!
ウォッ、辛い!
これが獅子唐の魅力ですね!
(参考文献)
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