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2009年5月

2009年5月31日 (日)

遍路:その14(37岩本寺)

(取材日:5月6日, 2009)

四国といえば遍路。
というわけで、男もすなる遍路といふものを、女もしてみむとてするなり。
ただし、正式な遍路をするほどヒマじゃないし、今のところそのような動機もないので、自分なりの遍路をば・・・

37番(私にとっては14番)「岩本寺(いわもとじ)」

ここから先、住んでいる高知市内から簡単に行けない遠方のお寺を回ることになります。特に、足摺岬方面は高速道路もなく、車遍路の区切り打ちとはいえ、結構大変です。

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左写真:食事をしながら、ひたすら走ります。
右写真:遍路にするか釣りにするか迷ったので、こんなものも積んでいます。遍路と釣りを同日にやるのもどうかと思うが・・・

土佐湾沿いの国道56号を爆走し・・・♪エンジンブルブル絶好調!
殆どが追い越し禁止なので、スピード出しても意味ないですが・・・追い越せるのは登坂車線なんだけど、何故か皆、登りになると吹かすのよね・・・

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山門です。連休なので、本格遍路もなんちゃって遍路も結構来ています。そして、山門の左に駐車場完備です。道が狭くても、とにかくハンドル握ってお寺に突っ込むのが車遍路のコツです。近づいたらナビよりも案内標識が役に立ちます(肝心な所にないこともあるけど)。

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本堂と大師堂。拝観できないけど、本尊は5体います。
不動明王:のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
聖観世音菩薩:おん あろりきゃ そわか
阿弥陀如来:おん あみりた ていせい から うん
薬師如来:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
地蔵菩薩:おん かかかび さんまえい そわか

S090530pic6このお寺はおみくじが充実していて、200円のプレムアムおみくじが3種類もある・・・筆者は奥ゆかしく、古典的な100円おみくじにしました。
すると、おおっ、「大吉」だ!
でも、そのわりには個々に書いてあることがイマイチ・・・例えば、
「○旅行 利少なく帰ひまどる」って、・・・あのー、私は遠路はるばる遍路に来てるんですが・・・なんちゃって遍路だけに、利が少ないのは当然として、無事に帰れるのだろうか・・・


さてさて、本堂の天井を見ると、アヴァンギャルドな絵が沢山あります。
唯一の参考書である「るるぶ四国八十八カ所」によると、「広い本堂の天井や壁にはめられた絵の作者は、子供からお年寄りまでで、画題もさまざま・・・」なんだそうな。

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上下関係や四角い枠に囚われない豊かな発想で、まるで写真のような絵もあります(左写真の左上の頭像画)・・・それはともかく、最も有名なのが、入り口付近のマリリン・モンローの絵のようです(右写真)。

参考書がなかったら気づかなかった・・・少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。
少しのことにも、見る時は「東西南北天地人」が基本なんですが、これがなかなかできないです。登山者は山だけを見て、釣り師は川だけを見る。人間、目は前にしか付いてないのですな・・・
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2009年5月29日 (金)

シマアジ

(取材日:4月29日, 2009)


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本日の釣果・・・ではなく、波平モード(魚屋で買って来た)。
須崎産で、キロ2,000円・・・のはずが、2千円で買って持ち帰って量ってみたら700グラムしかなかった。おいおい・・・あ、秤は正確です。この秤で薄めた人工海水で飼っているヤドカリが死んでないですから。
たぶん養殖・・・本日は海が荒れてて、こんな日に釣りに行く漁師もそんなにいないだろうし・・・ただ、養殖にしては身が薄めなのが気になる。ひょっとして気合入った漁師が釣ってきた?或いは、契約先の須崎の漁協(?)が、一応契約はしてるけど普段は会心のネタの出荷先としては眼中にないシケたスーパーの直売コーナーに、海が荒れて直売用の天然魚が釣れないので、やむを得ずご自慢の高級養殖ネタ(しかも小型のやつ)を出した?・・・それにしては、事実上キロ2,800円はちょっと高いぞ・・・

さてさて、早速刺身に!
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鱗を取り(結構ある)、ワタを出す。
グロいかもしれませんが、料理人にとっては重要なことでして・・・エラ完璧、ワタOK(シマアジはあんまりワタないですな)。

G090529pic4頭を落とそうとすると・・・お前は既に死んでいた・・・頸椎がまっぷたつ!
左手で魚を持ち鰓蓋を開け、鋭利な刃物(片刃の和式出刃?)で頸椎を完全に切断したらしい。本格的に締めるなら、背側から延髄を「傷つけて」脳による胴体の制御を殺してから頸動脈を切って血抜きするのですが、頸椎を切断するのは急いでいる時のやり方で、私も釣ったらそうしてます(ナイフを2回使うのが面倒なので)。欠点は、脊髄を完全に切断してしまうため個体が死んでしまうことで、延髄を「傷つけた」場合に比べて死後硬直が早くなります。買ったときも身が締まっている状態でした。

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身質は良い感じです。(ちょっと失敗したけど)包丁が気持ち良さそうで、なかなかの刃触りです。
皮は柔らかめです。白身みたいな引き方をすると途中で包丁の刃で切れちゃうみたいです。アジと一緒で、まな板から包丁を浮かせて、刃側の助けを借りながら薄皮を剥がすのが良さそうです。

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これで半身です。刺身千円分・・・5人で飲んでてシマアジがこれだけ出てきたら結構ビビるかも。10人で飲んでてこれが出てきたら「これって何皿出てきますかね?」と聞いてしまいそうな、高級感溢れる、シマアジの造りでございます。

G090529pic7それで味ですが・・・
シマアジをシマアジだと思って食べたのは初めてだけど、これは旨いです。
脂は、マグロの赤身みたいな、脂がなくて物足りない感じがない程度に程よくあり、それでいて中トロみたいに脂が主張することもない。身質はアジに似ていますが、時間が経ってもヘタらないのは白身の持ち味ですな。
尺上ぐらいの鯛と中アジと中トロそれぞれの良さだけを集めたらこんな味になる、というような魚です。
ただし、ちょっとだけ「沿岸魚」の感じが鼻と後味に抜けますね。これは野見湾の海水の味だと思います。

養殖技術も凄いと思います。上記のような味だから、ちょっとでもバランスが狂ったら味になりません。天然との比較は・・・そのうち自分で釣るんですかね?

写真はシマアジのアラを食べるヤドカリ君。ブルジョアなヤドカリ・・・

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2009年5月26日 (火)

ヤドカリ飼育(その7) エサ

(取材日:5月24日, 2009)

S090526pic1先日5月8日(2009)に釣ってきたイシダタミヤドカリ君。
かれこれ3週間ぐらいになるので、ヤドカリ飼育にしては驚異的に死なないモードです。むしろ、だんだん元気になっていきます。

本日のエサはサバゴの干物です・・・ワタを抜かなかったのでコマセだけが妙に熟成した中途半端な乾き方で、どうにも使いようがないやつ。

菜箸でヤドカリ君に手渡してやると、それを手で受け取ります。
ヤドカリ君は左のハサミが大きくて、その大きなハサミと長い足でエサを受け取り、右の小さいハサミで細かく刻んで、白い歯で噛み砕いて食べるみたいです。エラから食べ始めました。人間が食べない部分が好きみたいです。

でも、あんまり食べないみたいで、食べ残しのせいで水質が急速に悪化しました。魚より貝類の方が好みみたいです。そして、1回火を通した奴の方が水質には安全かも。

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2009年5月25日 (月)

潮止まり

(全般にわたって非科学的です。スミマセン)

P090525pic1フルート購入後の2ヶ月目は、音域を低音域(最低音B〜G)だけでなく、中音域の下1/3も含めて(すなわち第1オクターブ)練習しています。
ついでに、「根性でひたすらロングトーン」はやめて、単純な基礎練習よりもできるだけ曲を吹くようにしてます。ただし、難曲はやめて、文部省唱歌とか有名クラシック(愛の挨拶とか)など、練習しなくても吹ける曲に限定です。

絶対に指をさらってはいけない!
自分が上手くなるための練習じゃなくて、あくまでも楽器の素性を良くするための「吹き込み」であります。
音色や音量に関しては、絶対に吹き飛ばして音量を出そうとしてはいけない!「腹筋で」なんてトンでもない。とにかく、息をきれいに当てて無理なく小さな音が出るように。ただし、唇を近づけて小さい音を出すのも厳禁。普通の吹き方で、なるべく唇の力を入れないようにして(上唇は出っ歯を保護するのに多少力が要る)、音量や音色のコントロールはあくまでも腹筋じゃなくて唇の筋肉で!
音色はできるだけ柔らかく。息の音が自分でなるべく聞こえないようにしつつも、唇を近づけての小細工はやめる。高級感や音厚は、今の段階では無視です。注文の多いフルート奏者・・・

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本日の練習曲です。本日作曲しました。

その演奏です。

ボーナストラック

率直な感想・・・自分作曲でも何故か外す・・・
イメージ通り・・・じゃ全然ないです。ま、このぐらいが実力か。

会議用録音機で取ってみたけど、それでわかったのは、フルートって低音域の音色が小さいわけじゃなくて、息の量が同じなら変わらないというか、むしろ管を長く使える低音域の方が豊かな音がします・・・他の楽器に消されちゃうので使えないんですがね・・・高めの音域は数ヶ月後に試します。

ついでに吹奏感ですが、新品だからなのか、キーに共振があります。早めに調整に持って行った方が良いかも。

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2009年5月24日 (日)

漁(5月24日, 2009):春野漁港と高知新港(サバイバル度2)

※昨日投稿した時にタグの記述ミスがあり、写真が見えなかったです。スミマセン。直しました。

春野漁港は妙に人が少ない・・・釣れないってことかね・・・

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♪つ~|き~~~~~のひ|~~かりに~~~|み~~ちびか~れ|~~~~~~(八分休符)烏賊略・・・

とりあえず、フィッシャージュピター(写真の右の仕掛け)が根掛かりで死亡。
続いて、フィッシャーマーズ(写真真ん中の仕掛け)で、何の魚の気配もないのにウルメを1匹釣り・・・あまりにも釣れないので撤退・・・高知新港へ。外側に出ると、波穏やか。人も一杯。
その中に入り、黄昏の中でフィッシャーマーズを使ったキャンセラー釣法が活躍し、イワシをポンポコ釣り上げて行く・・・ただ、あんまり掛からないのでチョイ投げしてみたら、結構強いアタリが・・・次の瞬間根掛かり・・・リーダー、集魚板、メタルジグもろともフィッシャーマーズ死亡。これで、安い仕掛けと集魚板とメタルジグが全滅&戦意喪失。
最後に、チビムーン(写真左の仕掛け)で最後のお願い・・・集魚板もないのに、半分ぐらいはチビムーンで釣りました。やっぱりチビムーンは釣れます。

サバイバル度2は立派だけど、漁としては大赤字でした。

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○本日の釣果@春野漁港(17:30~18:20):ウルメイワシ(10cm)×1
○本日の釣果@高知新港(18:50~19:15):ウルメイワシとマイワシ(10cm)×14、カマス(同大)×1

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ツミレにするほどは釣れなかったので、酢の物にしたんだけど、今日のやつは手開きもやりにくいし、酢がキツくてイマイチです。塩30分+水洗い+酢30分だと、ちょっと拙いかも。気温も変わってきたので、やり方を変えないといけないか。

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2009年5月23日 (土)

釣り(5月23日, 2009):高知新港(敗北)

エギで烏賊が釣れないのはいつものこととして・・・
2回ほど掛かりました。どちらもアタリはなし。
1回目は、途中で外れてしまいました。烏賊だとしたら、小型です。ヤドカリだったりして・・・
2回目は、下の写真のような気持ち悪い謎の生き物でした。

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○本日の釣果(19:30~21:00):謎の生き物(メデューサ状)×1
真ん中で繋ぎ止められたイソメ状の物体が、グチャグチャと蠢いています。
これってひょっとして、ウミユリ?
気持ち悪いので捨てちゃいましたが、持ち帰って水槽に入れてみても良かったかも。
化石のイメージが強いので、地味な生き物かと思ってたけど、青イソメ並に暴れます。アグレッシブです。
現生のウミユリを触ったのは初めてです。良いもの見せてもらったのかもしれません。

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2009年5月22日 (金)

トビウオ

(取材日:4月22日, 2009)

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トビウオを買って来た。産地はこの前烏賊を狙って大敗を喫したノミ湾沖である。いっそのこと、トビウオを狙えば良かったか?

東海大学出版会の魚類図鑑(南日本の沿岸魚)で種類を調べてみると、ハマトビウオ(学名 Cypselurus pinnatibarbatus japonicus)らしい。珍しい種類ではなく、魚屋に売っているトビウオと言えばこれみたいです。

写真左は胸びれ(主翼)、右は腹びれ(水平尾翼)
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うーむ、尾びれの垂直尾翼の配置(一番上の写真)も重心が下にある感じで・・・飛行機と違って着陸は海面だし小さいので、垂直尾翼は下にあっても破損しない・・・幼少の模型マニア(不器用なので飛ばなかったけど)の俺様に言わせると、このデザインなら「飛べる!」(野外で実際に飛んでるのだから余計なお世話だけど)

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ワタはそっくりしていて臭みもなく、鮮度良好。
回遊魚にしては、胃腸に比べて肝臓が(左写真)大きいし、縦長のデザインだ。これは、陸上のチーターみたいに、離陸するために運動するエネルギー源を筋肉に瞬時に送り込むための仕組みだと思う。
右写真は心臓。1心室1心房(魚類)。スケール入ってないけど、大きめかもしれない。

G090522pic6とりあえず刺身にしてみた。
捌き方は、大名で十分。
ただし、背身と腹身の間の骨が硬いので(飛ぶので)、骨抜きでは取れず、背身と腹身は切り分けることになります。
そして腹身には、腹びれを支える強靭な骨があり(飛ぶので)、皮を引く時にここで引っ掛かっちゃいます。腹びれの前と後ろで切り分けることになります。

それで味ですが。
まずは、ボリュームたっぷりです。魚体が紡錘形・・・というより潜水艦の涙滴型なので、見た目より身が厚いし、頭も小さいので歩留まりも良い。30cmクラスでも相当食いでがあります。
味も抜群です。歯触りも良いし、アミノ酸の旨味もたっぷりです。これは、釣った魚(もちろん活魚)の他の種ではあり得ない旨味です。活〜死後硬直状態(今回のネタ)で食するなら、トビウオは色々な魚の中でもチャンピオンだと思います。

活魚:個体が死亡してから死後硬直が進む前の状態。細胞が活きています。刺身の理想のひとつの段階で、味は薄いけど身の弾力が楽しめます。
死後硬直のピーク:死後硬直してカチカチになった(身が締まった)状態。刺身の理想のひとつの段階で、サクッとした歯触りが楽しめます。
鮮魚:死後硬直が溶けて再び柔らかくなる状態。刺身の理想のひとつの段階で、旨味を楽しめます。
その後、弛緩が進んで歯触りが失われて行き、同時に、死んだ細胞に細菌が侵入し始め、時間が経ち過ぎると刺身に向かなくなります。

「腐りかけが最も旨い」とはよく聞く話で、魚の旨さの理想は「鮮魚」の状態なんだと思います・・・釣った魚を散々食った上での結論でして、筆者が活魚を好むのは捕食を目指すチャレンジャーだから?・・・本当はスカベンジャーが最もグルメなんでしょうね・・・自己消化とある程度の(もしくは思いっきり)微生物の侵入を許す・・・微生物に食わせながら殺菌する・・・それが干物の真骨頂か。

それでトビウオですが、新鮮な状態でも十分旨味があるのが特徴です。グッドです。

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2009年5月21日 (木)

ヤドカリ飼育(その6) ずっこけた

さてさて、先日5月8日(2009)に釣ってきたイシダタミヤドカリ君。

5月17日、ヤドカリ君は、釣った時にかぶっていた殻から、同僚に貰った小さめのサザエの殻に引っ越しました。
5月18日、ヤドカリ君は、釣った時にかぶっていた殻から、同僚に貰ったもっと大きなサザエの殻に引っ越しました。
5月19日、結局、最初の方に魚屋で買って来た分相応の貝殻に収まったみたいです。

それ以降、近づいた時にびっくりして大きな殻の中に引きこもることもなくなり、なんとなく堂々として見えます。今までは半分以上エサを残していたのに、一昨日に与えた茹でアオヤギを翌朝も抱えたまま2日かけて完食しました。食欲も出てきたようです。
(今日は食べませんでした。お腹いっぱいみたいです・・・でも、箸でつまんで近づけると手を出して取ろうとします。なんか可愛い。こうやって釣れたのね・・・)

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それで、本日の仕事から帰ってみると・・・今まで水槽の端っこから動かなかったのが、かなりマニアックな場所に移動しています。重い貝殻を背負ったままどうやって登ったのかよくわかりませんが・・・

ところが、いきなりずっこけた。
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「ゴン!」という音がしたので、見に行ったらこの状態でした。

その後、3分ぐらいかけて起き上がりました。
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意外と運動能力があるヤドカリ君です。

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ハエ撃墜

S090521pic1宮本武蔵は飛行中のハエを箸でつまんだらしいですが・・・
飛行中のは面倒なので、泊まってる奴を現実的に素手で倒す技術です。
右の写真のように、とまっているハエに対して、両手を肩幅から胸幅ぐらいにアプローチして、そのまま、ハエを見ずに空中を叩くと、ハエが捕れます。

S090521pic2とりあえず捕まえてみた。理論通りの生け捕りです。
たぶんキンバエで、庭先に干していた干物を食いにきたのが部屋に紛れ込んだみたい。

そういえば、最近は滅多なことじゃハエに会いませんね。

子供の頃、実家の実家に行って、ハエたたきで1日に100機以上撃墜して楽しんでました。撃墜王です。いやマジで、一時的にせよ、孫兄弟で撃滅したようです。死んだおばあちゃんが言ってました。「ハエがいなくなった」。

30年前に比べて、日本国の人間界から、ハエはかなり消えてますね。
なんか、ハエが耳に入って、おばあちゃんが電球を近づけて・・・が懐かしいです。

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2009年5月20日 (水)

牛の心臓

(取材日:4月24日, 2009)

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土佐牛の心臓の刺身を買って来た。

それで味ですが・・・確かに心筋は絶品です。
ところが、心筋の周りに付いた脂肪が口の中にまとわりついて・・・蝋燭を食べてるみたいな状態になりました。

そこで、刺身をジャズ研焼きしてみた。
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これは旨いです。牛の場合、ちょっとでも火を通すと違うみたい。

ジャズ研焼きとは・・・
(たぶん)1992年の「千葉大学モダンジャズ研究会」の合宿において、あるジャズメンが持ち込んだ干物を、各自が百円ライターで焼いて食べました。これを「ジャズ研焼き」と呼びます←火を通すと何でも旨いです。

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ヤドカリ飼育(その5) また引っ越し

(取材日:5月19日, 2009)

さてさて、先日5月8日(2009)に釣ってきたイシダタミヤドカリ君。

5月17日、ヤドカリ君は、釣った時にかぶっていた殻から、同僚に貰ったサザエの殻に引っ越しました。
5月18日、ヤドカリ君は、釣った時にかぶっていた殻から、同僚に貰ったもっと大きなサザエの殻に引っ越しました。

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それで、本日の仕事から帰ってみると・・・貝殻(写真中央の一番大きな殻)の中にヤドカリがいない・・・ひょっとして死んじゃった???
※飼育下のヤドカリはとにかく死にまくります。

今度は、この前魚屋で買ってきた、昨日までいた貝殻より一回り小さいサザエの殻に移ってました。

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他人(他ヤドカリ)のことをどうこう言うのも野暮な話ではありますが、今のヤドカリ君にとって、この殻が現実的な住まいだと思いますがね。

ヤドカリは成長に合わせて小さな貝殻から大きな貝殻へ、なんですが・・・試行錯誤の後に分相応の貝殻を知って小さいのに移ることもあるようです。

この日は、近づいてもおどおどせずに、堂々とエサ(賞味期限切れのアオヤギ)を食ってました。今までは半分以上残してたけど、今回は結構なペースで食ってます。

やはり漢(おとこ)は(メスだったりして・・・)、自分に合ったギアを手に入れて初めて、本来の実力を発揮するものである。そのギアは必ずしも高額とも華美とも、もちろん、カタログスペックが優れているとも限らない。だから漢がギアを選ぶ時、まずは実物を手にし、購入することを決めてから、最後に価格を聞く。価格は作り手側(こちらも漢)の事情です。使い手に合ったギアがたまたま「高い」「安い」ことはあっても、あくまでもそれは「モノ」の価格であって、ユーザーがギアを使いこなすことによって生まれる価値とは全く別物である。

ナンチャッテ・・・

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2009年5月18日 (月)

シイラ刺に合う薬味

(取材日:5月17日, 2009)

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シイラの刺身を買ってきた。ついでに醤油と薬味も買ってきた。
ついでに、薬味の比較もしてみた。

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○醤油のみ
(写真)
醤油はこれです。高知県内で作られている醤油で、砂糖やその他の甘味料が入った甘露醤油です。
このタイプの刺身醤油を使ったのは3回目で、1回目は金沢、2回目は山口県の萩でした。自分で甘露醤油を購入するのは今回が初めて。
薬味なしの醤油だけでも食べられます。醤油がかなり塩辛い。刺身通じゃなくても、ちょっと付けるだけで十分。この醤油なら薬味要らないかも。

◎ワサビ
臭み消しに最もバランスが良いです。でも、もう少しパンチ力が要るかも。この醤油だと、チューブ入りじゃなくて、生のをおろした方がバランスが良いかもしれない。

△ショウガ
意外と役に立たないし、脂が乗った白身系の臭み取りにはあまり役に立たない。しかも、醤油とのバランスがイマイチ。後味はショウガの香りが残ってスッキリしているかもしれない。

×ニンニク
ニンニクが勝ってしまい、シイラの風味が実体を失ってしまう。これは強過ぎ。

結論:甘露醤油のみか、付けるならワサビ。

そういえば、去年も同じぐらいの時期にシイラを食べたけど、去年のネタの方が圧倒的に旨かったような気がします。今回のやつの方が脂はあるけど、身質がボケ気味です。魚は脂より鮮度な気がする今日この頃。

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ヤドカリ飼育(その4) また引っ越し

(取材日:5月18日, 2009)

さてさて、先日5月8日(2009)に釣ってきたイシダタミヤドカリ君。

昨日17日、ヤドカリ君は、釣った時にかぶっていた殻から、同僚に貰ったサザエの殻に引っ越しました。

それで、本日の仕事から帰ってみると・・・貝殻の中にヤドカリがいない・・・ひょっとして死んじゃった???
※ヤドカリは飼育下でよく死にます。

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左の写真は昨日の状態で、右の写真は本日夕方の状態です。

ギャーッす!

いつの間にかまた引っ越してる!しかも、予想だにしなかった一番大きな貝殻に!!

このヤドカリ君には明らかに大きすぎるけど、表面に海苔が付いているので、一緒に飼っているスガイのエサにでもと思い、水槽のインテリアも兼ねて入れておいた大型サザエの殻に、いつの間にか引っ越している!

そして、この貝殻は1週間ぐらい入れっぱなしなんだけど、ヤドカリ君は今日まで見向きもしませんでした。

うーむ、小さな家に住んでいるヤドカリ君は、自分にはこんなもんだろうと思って、今の家より凄く大きな家には興味がなかったのでしょう。でも、ちょっと大きな家に住み替えてみると、今まで「凄く大きく」見えていた家が、「ちょっと大きい」ぐらいに見えてくるのですかね。

何だか人間(自分含む)を見ているようで・・・

「ヤドカリ君、これより良い物件は、今の私にはとてもじゃないけど入手できませんです。このぐらいで勘弁して下さい」

貧乏臭い雰囲気のヤドカリ君が、今では我が家のドラ息子・・・本日の食事はクジラです(半額セールですが、富山産の未冷凍品)。ブルジョア!

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2009年5月17日 (日)

ヤドカリ飼育(その3) 引っ越し

(取材日:5月17日, 2009)

さてさて、先日5月8日(2009)に釣ってきたヤドカリ君。

先日手に入れた、おあつらえ向きっぽいサザエを何個か入れてもイマイチ気に入らない様子のヤドカリ君。
ですが本日、もう1個サザエの貝殻を追加してみたところ、ヤドカリ君は1時間後ぐらいに引っ越しました。

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邪魔にならないように照明を消して写してます。写真写り悪くてゴメンナサイ。
新しい貝殻を鋏でつまんで引き寄せるヤドカリ君。→新しい貝殻に頭を突っ込むヤドカリ君。

その後、1分もしないうちに、ヤドカリ君は一瞬にして古い殻を脱出して新しいからに尻から入り、引っ越しが完了です。

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ですが、水槽が狭いので複数の貝殻が引っ掛かって大変。足が水底に着かずにもがいている感じ・・・助けたいけど、このぐらいで怯んでたら野外じゃ生きて行けない。むこうもプロだと思うので、暫く様子を見ることにした。
すると、15分ぐらいして脱出して、足が水底に着くようになりました。

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旧宅です。
フジツボなんかが沢山付いていて、新たに入れたサザエの殻より重いし、貝殻に穴があいてます。たぶん、フサゴカイはこの穴の中より先端の部分に住んでいたのでしょう。砂も入っているし、磯臭いし・・・ヤドカリ君はこの家の居心地悪かったと思います。

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ヤドカリ飼育(その2) 新居探し2

(取材日:5月10日と5月12日, 2009)

さてさて、先日5月8日(2009)に釣ってきたヤドカリ君。

海岸での新居探しに失敗したので、仕方なくその日にスーパーでサザエを買ってきた。愛媛産です。ちなみに漁業生産額は高知より圧倒的に愛媛です。

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100g強の個体でキロ1,500円は、安くはないと思う。サザエは大きな個体の方が高いです。ただし、ヤドカリのサイズに合わせて小さめなのを選びました。
当然、中身は人間のエサに・・・

ヤドカリの住居にするので加熱したくないため、刺身限定です。
ちなみに、サザエの刺身は簡単に作れます。下のリンクを見て、その通りやれば理論と現場が一致します。ちなみに筆者は「小指派」です。いずれにせよ、中に入れた指は「左回り(反時計回り)」ですよ!これで完璧です。左利きの方が速いかも。

それと、ヌメリ取りは好みで省くなり手抜きで構いません。ヌメリは磯の香りがします。筆者は軽く水洗い派です。洗わない派も相当沢山いるかと(その場合、醤油もワサビも要りません)。

ワタは、生食派と湯がき派がいます。筆者は湯がき派です。沢山食べられるので。生食派にも、酢派と生派がいるようです。
ま、サザエは貝類の中では最も当たりにくい種類だと思います。運を天に任せてお好きな調理法でどうぞ。筆者は壷焼きより刺身が好きです。

小指派
人差し指派

ところが、週明けになって、何故か同僚が大量のサザエを持ってきた。出勤してみたらトロ箱にサザエ・・・高知は職場もワイルドですな・・・

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直売品らしく色々な大きさがあり、将来の住宅取得の展望が開けたかも。
当然、中身は人間のエサです。当然、刺身です。焼いた方が満腹感はありますが、できればサザエは刺身が良いです。刺身派です。
同じ活サザエでも、こっちの方が旨かったです。

ところでヤドカリは・・・
5月16日時点で、当初の住居のまま活です。

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2009年5月16日 (土)

漁(5月16日, 2009):高知新港(サバイバル度1.7)

「本日の夕飯はイワシのツミレにしよう」
思い立ったところで、夕方になったことだし、高知新港へイワシ漁へ。

ところが、なかなか釣れてくれない。
水も濁っていて、水質もイマイチ感でいっぱいです。浦戸湾は周辺が川に囲まれてて、その回りで水田を作っているので、農繁期にはその廃水で海まで濁るみたいです。ま、見た目は悪いけど水質そのものは悪くないかと。でも、キャンセラー釣法は集魚板が魚から見えなくなると厳しいです。見えるのか見えないのかは魚に聞いてみないとわかりませんが。

とりあえず、18時を余裕で過ぎた頃から、ポツポツ掛かるようになりました。集魚板は見えているようです。
ただし、いつもは足下で釣れるのに、今日は少し投げて1〜2分ぐらいシャクらないと掛かりませんでした。外れないように巻き上げないといけないので、能率悪いです。

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○本日の釣果(17:50~19:00):イワシ(最大10cm未満)×22、サバゴ(最大10cm)×2、カマス(15cmぐらい)×1

豊漁か貧果かは別として、待望のツミレ汁である。

F090516pic2材料:小魚(24匹)、生姜(1片)、ネギ(2本)、先代黒味噌(大さじ1杯)

小魚はヌメリとハラワタを取り、1〜2センチ角ぐらいに切っておきます。その他の材料も同じぐらいの大きさにザクッと切っておきます。骨が硬いサバとカマスは3枚におろします。イワシも、尾びれはミキサーで切れないので取り除いた方が良いみたいです。
特に、味噌の入れ過ぎに注意です。今回は少し多かったかも。香り付けぐらいで良いです。
実は、ツミレの塩味が濃すぎると理論に破綻が生じます。ぅおっほん!私の考えではそもそも汁物とは、素材の旨味に汁の塩気をまとわりつかせて、汁の出汁とのバランスで食べるものでして、ネタの方が塩辛いとバランスが悪いのですねあ、今日はそんな凡ミスはありませんでしたよ、ハハハ(汗)・・・。。。

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ミキサーに掛けます。できたものが左の写真です。
刻みすぎないように注意です。それと、我が家のジューサーミキサーだと、どうしてもムラが出てしまうので、1〜3秒ぐらいちょっと回して止め、かき混ぜ直してもう1回、の繰り返しが良いみたいです。
ミキサーは、どうしても大きな切りムラや切り過ぎが出てしまいます。ホントは包丁で作った方が美味しいです。ただし、ミキサーだと1分かからないのに、包丁だと10分以上かかります。

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汁は、昆布とチャンバラ貝(マニアックでスミマセン。今日はこれにしました)を入れて火にかけ、アクを取りつつ一煮立ちし、(気が短い人の感覚で)暫くしたら昆布とチャンバラ貝を取り出し、酒少々(入れ忘れた)と塩少々で味を整え、野菜を入れます。本日は丹波シメジ(何故か高知産)とささがきごぼうでした。
海の貝を使う場合は、貝から塩が出るので味付け注意です。調味料を入れる前に1回味見して、塩分を計算すると良いでしょう。塩は、ちょっとでも入れ過ぎると急に辛くなるので「味がもう1声かな」ぐらいがちょうど良いです。1口目から完璧な味だと入れ過ぎかも。好みは人によるかもしれません。

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野菜が入ってアクを取りつつ一煮立ちしたら、最後にツミレをスプーンで一口大に切って入れます。
その後、一煮立ちしたら完成。一煮立ち→一煮立ち→一煮立ち・・・作業は一煮立ち単位でやってきます。気が短い人向けの料理です。

「渾身の一杯!」

ツミレは、釣り具代や筆者の人件費より桁違いの安い値段で売ってますが、自分で釣って自分で作ると桁違いに旨いです。ネタの鮮度や調味料を選べるのであります。これは価値ある!
これから、高知は湿度が高くなって雨の日も増え、干物向きでない気候になります。ツミレは釣った日に作っておいてから、冷蔵庫か冷凍庫で保存するのがコツです。

F090516pic9さてさて、今回の特選素材「チャンバラ貝」ですが、市場魚貝類図鑑によると、正式和名はマガキガイ(学名Strombus luhuanus)で、蓋が刀の形をして、それを振り回しているので「チャンバラ貝」と呼ばれているらしい。毒を持つイモガイ類に似てるけど、別系統で無毒らしいです。
キロ1,500円はそんなに高い貝ではないです。写真のように楊枝や竹串で刀と外から見える身の間に引っ掛けて身を取り出しますが、あんまり食べるところないです(それ考えると高いか)。ただし、苦みもなく風味は濃厚で出汁も良く、チマチマ喰うのが面倒だけど、密かに旨い貝です。

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釣り(5月10日, 2009):春野漁港(勝利)

本日は、ヤドカリ君の貝を探しにUSA方面を奔走し、その帰りがけに、春野漁港でウルメでも釣ってみっかな。

F090510pic1でも、その前にフサゴカイをエサにフカセ釣りを試みるも、見事に失敗。フサゴカイは針を刺すと大量出血して縮んでしまいます。それに、流れも速くてあっという間に隣の釣り師の前まで流されてしまうし、仕掛けが全く沈まない状態です。こりゃダメだ。

その後、17時30ぐらいに港の先端付近でキャンセラー釣法を試みた時・・・ドラマはやって来た。
良型(?)のサバゴが次々と掛かってくる。爆釣だ!
その後、18時を過ぎると、サバ達もお腹一杯になったのか、明らかにペースダウンしました。
それでも時たま釣れてくるので、やめるにやめられないピーナッツ状態となり、19時まで楽しんで納竿です。

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○本日の釣果(17:00~19:00):サバゴ(最大12cm)×51、イワシ(最大10cm)×8

エサ巻けばもうちょっと釣れると思います。特に、もっと先端付近ではアジゴが鈴生りになってました。
でも、筆者は撒き餌あまり好きじゃないのよね。
本日用いた方法は「トップウォーターキャンセラー釣法」です。キャンセラー仕掛けの途中に付けた魚オトリを水面付近でピチャピチャ跳ねさせると、魚が浮いてきて掛かります。


F090510pic3ところで、サバゴは大きさも中途半端だし、イワシやアジゴと違ってヌメリも結構あり、沢山釣るのは良いですが、その後の氏末に困ります。
とりあえず、ヌメリを一気に抜く方法は、全部たらいに入れて何度か水で流し、そこに、これでもかってぐらいの大量の塩をぶっかけて、それで全体をガッサガッサと塩揉みしてから、塩を水で流せば簡単に奇麗にヌメリが取れます。他のヌル系魚(ハゼ、メゴチなど)は結構手強いんですが、サバゴは簡単です。

大部分はワタを取らないで素干しにしました。ただ、大きさが中途半端で、しかもコマセのオキアミをたらふく喰ってるのでワタが腐りかける(醗酵する?)感じで、独特の風味と苦みがします。これを旨いと思うかどうかは主観によると思いますが・・・幸いにしてこれを喜んで食べてくれる者(ヒトではない)が家にいるので、そいつのエサかな。

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 さて、折角釣ったのに干物だけじゃ、魚屋で買ってきたネタと何ら変わりはないので、ちょっとだけシメサバにチャレンジである。
 まず、サバゴを3枚に下ろします。おぉ、華麗な包丁技だ!(好き好んで豆粒みたいなネタを切ってるわけじゃないけど・・・魚屋と違って、ネタを選べないんでね・・・)
 身を皿の上に並べて強塩を振って30分ぐらい放置し、その後、水で余分な塩を落とし(今回は「2番」がありませんでした)、10分ぐらい酢に浸します。
 最後に酢から出し、表面の薄皮を手で剥いて出来上がり。

 それで、これだけ手間ひま掛けて(イワシと違って捌くのに包丁が要る)刺身作ってみても、大型のサバみたいに脂がのってないので、一般的価値観において感動的に旨いのかどうかは微妙です。そもそも、小型魚1匹を刺身にするのも大型魚1匹を刺身にするのも工程は一緒で、(スッポンみたいな巨大ネタは別として)小さければ小さいほど能率が悪いです。アジやサバは最低20cmはないと嬉しくないですな・・・でもそこは、江戸前(土佐前?)の粋という奴でして・・・お殿様には決して食べられない庶民の高級料理ってやつです。「サバゴは土佐に限る?」

 付け合わせは、色々と事情があってサザエの刺身です。あ、サザエの刺身はセレブ系?庶民系?どっちだろう?

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ヤドカリ飼育(その1) 新居探し

(取材日:5月10日と5月12日, 2009)

さてさて、先日5月8日に釣ってきたヤドカリ君。


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いきなり死んじゃった・・・お前はスペランカーか?・・・とツッコミを入れようかと思って貝殻をふと見ると、もう1匹ヤドカリが!
・・・どうやら脱皮したらしい・・・水槽に入っていきなり脱皮するとは酔狂な・・・でも実は、環境が急激に変化すると脱皮するみたいです。

それはともかく、確か、ヤドカリって成長すると貝殻を入れ替えます。それと、子供の頃に近くの海で取ってきたヤドカリを飼おうとしても、数日で自ら貝殻を脱出して、間もなく死亡してしまいます。ヤドカリは長生きしません。マジで。潮間帯生物を飼うならカニが絶対にオススメ!←トラウマ級の経験則です。

S090515pic3とりあえず、脱皮した抜け殻を観察できるようになったので、同定可能になった。ヤドカリの同定は初めてだけど、たぶん、「イシダタミヤドカリ(学名Dardanus crassimanus)」だと思う。市場魚貝類図鑑によると「大型のヤドカリで高知県などではときに食用とする」らしい。確かに美味しそうだし(外見はスッポンの100倍食欲をそそります)
同定にはHermit Crabs World超ヤドカリ図鑑|ヤドカリパーク|1.023worldも参考にしました。イシダタミヤドカリは太平洋に多いようです。

おっと、話を戻します。
(数日で死んじゃったら徒労なんだけど・・・完全にトラウマ)できれば、引っ越し先の貝殻を事前に準備しておきたい。

そこで、近くの海に出かけた。

まず、花海道から甲殿周辺の浜に行ってみた。
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雰囲気は良さ気ですが、この手の砂浜に大型の巻貝の殻はありません。誰かが浜でサザエでも焼いて食ってれば別ですが、淡い期待は見事に裏切られました。

続いて、春野漁港の隣の砂浜に行ってみた。
周辺に若干岩場が多いぐらいで大型の巻貝が多少は多く生息していると思われるけど、状況はほぼ一緒か・・・
S090515pic5 S090515pic6
その代わり、こんな物見つけました。
これは哺乳類の頭蓋骨(「とうがいこつ」と読む。「頭骸骨」ではありません)である。全体の大きさや目の位置や犬歯痕の大きさや臼歯の形から、ネコ科の小型種であろう・・・要するにネコ。

左の写真のネコ科の小型種の頭蓋骨の隣に移っている動物は、ヒラツメガニと思われます。この海域には沿岸生のカニが結構いるみたいです。

続いて、USAの海。
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この時間が干潮らしく、連休モードの家族連れが一杯で、磯遊びをしている。
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筆者も磯遊びに参加してみると、小型のヤドカリ(ホンヤドカリ中心であろう)が沢山いて、その他にスガイ(左の写真)やイボニシ的貝類(右の写真)なんかがいる。イボニシ的貝類は、シマレイシガイダマシか(たぶんこっち)、ウネレイシガイダマシだと思います。
故郷福島では、これらの潮間帯巻貝類を普通に食べます。これらの小型貝類を総称して「ナンコ」と呼んでいます。

スガイは故郷福島では見た記憶ありません。クボガイ(狭義の「ナンコ」)に煮てるけど、変なイボがあるので食べるかどうか一瞬ビビります。
イボニシ的貝類は「カラシナンコ」です。「カラシナンコ」の名の通り、ワタに苦みがあり、通好みなんですが、あんまりいないのが難点です。故郷福島の「カラシナンコ」は、たぶんレイシガイがメインで、イボニシ的貝類はあんまり見た記憶がありません。
とにかく、多少デザインは違うけど、「ナンコ」と「カラシナンコ」・・・しかも、「カラシナンコ」が沢山手に入ったので、これは自宅に持ち帰りおかずにします。ちょっと小さすぎるので出汁だけですが。
故郷福島の貝類の方言のページを見つけました。県庁系なので信憑性あるか?

おっと・・・ここでも、ちょうろくな貝殻は見つけられませんでした。

・・・実は、故郷福島の実家に帰れば、房総半島で拾った貝殻がわんさかあるんですが、わざわざそれを取りに遠路はるばる帰省するわけにも行かないし、

筆者:「あぁ、俺だ。急に賃貸マンションが必要になったから、貝殻送ってくんないがな?」
実家:「いくら?」
筆者:「とにかく全部まとめて宅急便で送ってくれ」
実家:「振込じゃないの???」
筆者:「縄文時代じゃあるまいし、貝殻なんか振り込めるか!」
実家:「???????」
というのも間抜けだし・・・

というわけで、さらに探索を続ける。
えーと、房総半島で大型の巻貝の殻をわんさか拾った環境は、広い砂浜じゃなくて、石がゴロゴロしている内房の小さな浜でした。完全な内湾は大型巻貝が波で漂着できないからダメ。外海に面した砂浜も、どちらかというと海からの土砂供給よりも浸食が強いのでダメ(台風直後はいろんなのが漂着してると思うけど、大部分が次の時化で海に帰って行きます。ましてや大型巻貝は時化で破壊されてしまいます)。すると本命は、その場所自体は程々に穏やかでありつつ、周辺の潮通しが良い浜です。

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というわけで、ノミワンに向かって車をちょっとだけ走らせてみると、おあつらえ向きの浜がありそうな雰囲気だ。写真の標識のところの看板を目印に歩いて下りて行きます。
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すると、そこはまるでプライベートビーチ!
いや実際に・・・釣り竿担いで歩いてくる外人兄ちゃん2人組が、ビキニ姿で読書している外人ねーちゃんに(土佐弁じゃなくて本物の)英語で声を掛けてたりして・・・さすがUSAだ。

実際、外人3人しかいませんでした。普通、こんなところに日本人はいないわな・・・

ところで貝殻は・・・そこそこ見つかりました。
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ですが、今回のヤドカリには小さいものばかりでした。

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2009年5月14日 (木)

天然スッポン(その4:完結編)

(取材日:4月22~5/13日, 2009)
5月13日深夜に記事を書きましたが、疲労が激しく文章のリアルさがイマイチだったため、翌日(14日)に加筆修正しました。

※理論と現実は異なります!

ちなみに、前回までの経緯は、その1その2その3であります。

さて、本日(13日)は、3週間ほど泥を吐かせた天然スッポン料理の決行日である。
色々と事前調査し、イメージトレーニングはバッチリである。うーむ、完璧だ!

【第1段階】首を落とす。
以下の方法ではダメでした。
【理論】「スッポン君をシンク(流し場)に逆さまに休んでもらいます。腹の甲羅の真中辺に水道の蛇口から水を流します…。そうするとスッポン君は”起き上がろうとして”足を甲羅から出します。それでも起き上がれないと、今度は首を目一杯限界まで出して、シンクに頭を付けて起き上がろうとします。
少し、残酷ですが、この瞬間に料理用ハサミを首を挟むように添えて一気に”ザクッ”と首を切断します…。」

料理ハサミでスッポンの首は落とせません。皮が硬くてまるっきり切れません。ダメっす。

F090513pic1 G090513pic2
かといって、ひっくり返して首を伸ばしたところを手で掴もうとしても、掴む前にあっという間に首を引っ込められてしまってどうにもならず・・・途方に暮れます。ホントに・・・
そこで、タオルを巻いた割り箸をスッポンに噛ませて引っぱり、現場に居合わせたもう1人が反対側から足を持って引っ張り・・・一体誰が切るのであろうか・・・人員が1名足りない!
そこに3人目が見物に現れたので、彼を使って3人のチームプレーで(引っぱり組2人+斬る人1人)、1匹目を成敗!土佐刃物の出刃包丁を使ってもなかなか切れません。力一杯グリグリやって、やっと切断に成功でした。

その後、2匹目を同じ方法で土佐鋼の出刃包丁を入れたところまでは良かったけど、既に包丁の刃が鈍っていて切れない!
「頸椎は断てなかったけど脊髄は傷つけたであろう・・・」と油断して包丁を一旦外していれ直そうとした瞬間、再び首を引っ込められて、今度はなかなか出てきません。噛ませて引っ張り出そうにも、出血多量でだんだん力がなくなってくるし・・・最悪の状況に陥りました。散々苦労しつつも、何とかして首を引っ張り出して、やっとのことで2匹目を成敗でした。
首を切るのに要した時間は30分!先が思いやられる・・・

【第2段階】血を採取する。
はっきり言って、それどころじゃありませんでした。血抜きされて行くスッポンを呆然と眺めるだけで精一杯でした。

【第3段階】内臓を除去する
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【理論】甲羅とエンペラの境に包丁を入れ、甲羅を取り外す・・・おぉ、鮮やかな包丁捌きだ(左写真)!見物のつもりが完全に調理に巻き込まれたもう1名を含め、今回の料理人は全員魚を捌けます。
【現実】そんなに簡単に行きません。胸膜や腹膜が邪魔になるし、甲羅と首やしっぽの骨が繋がっているので、それを切断しながらじゃないと甲羅が取れません!
大の男が2人掛かりでカメの甲羅を取り外す図(右写真)。

骨はともかく、胸膜や腹膜が包丁でなかなか切れません。相当切れる包丁じゃないと無理です。

とにかく何とかして甲羅を外したのが下の写真です(かなり汚いけど)。
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【理論】この状態から、まず膀胱を取り出し、その後、包丁で上半身と下半身を分離し・・・
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た、筈なんですが、下半身を開いてみると、何故か膀胱がちゃんとあります。膀胱に似た何か別な物を勘違いして切除したらしい。

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続いて、膀胱とともに食べられない胆嚢(苦玉)を慎重に取り去ります。肝臓にくっついていたので、ヒトの内臓配置から想像するに、これは間違いないであろう。
ただし、もう1匹は、ひっくり返して上半身と下半身を切り離す時に胆嚢をつぶしてしまいました。身全体とまな板を素早く洗ってことなきを得ましたが、かなりデンジャラスです。素人の場合は、上下半身を分離する前に胆嚢も取った方が良いのかもしれません。

ここから先は、危険な臓物はないので、エンペラを切り取って行き、四つ足の爪を切り飛ばして、手足は皮をむき(むかなくても良いらしいが)肉や内臓をどんどん切り取れば良いので簡単・・・の筈なんですが・・・内臓は膜が付いてて取りにくいし、皮はヌルヌルしてむきにくいし、骨は硬くて切りにくいし・・・物凄く大変でした。根気が要ります。

また、首は落とせなかったけど、このタイミングで小型の料理鋏が役に立ちます。

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首を落とそうと頑張り始めてから悪戦苦闘すること2時間半の後に切り出したハラワタ一式。もちろん、鍋に一緒に入れて食べます。身も内臓もエンペラも≒スッポンを丸ごと鍋に入れて食べるので「丸鍋」と呼ばれています。

【第4段階】味付け
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湯通しする。しかも2回。
特にエンペラは、湯通しすると、表面の透明な薄皮がペリペリと剥がれてくるので、それを除去します。

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その後、甲羅と肉で出汁を取るべく、アクを取りながら1時間煮込む。
アクを取りながら・・・とにかくアクが出まくります。もくらもくらと出るわ出るわ、たちまちアクの山ができた。

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スッポンのみを昆布と一緒に1時間煮た後で(実際は、頃合いを見計らって)、酒と生姜と塩で味付けし、野菜を入れて完成。醤油入れるの忘れたかも・・・

それで味ですが、
ゲテモノ呼ばわりされがちなスッポンですが、実は、凄く上品で繊細な出汁が出ます。その上品さは、鶏ガラの比ではありません。鶏よりずっと洗練されている。肉質も、鶏肉よりあっさりしています。それにエンペラのコラーゲンや内臓のコクが加わって・・・それはそれは絶品であります。
ただし、そこは天然で、いくら生姜で臭みを消しても、後味にスッポンの臭みが濃厚に残ります。
天然の良いところは身質のパワーです・・・例えようがないマジな歯触りです・・・これは食ったことがないスッポンです。凄いぞ、天然スッポン!

とにかく、ホントに大変でした。久しぶりに、本気で大変な目に遭いました。

食の基本は、「可哀想だけど、他の命を奪うことによって自らの命を保っている」ことを理解することに尽きる。仮に動物のみを他の命と定義し、殺生を禁じたとしても、肉屋の肉は誰かが屠殺した鳥類か哺乳類だし、たとえ肉類を断っても、穀類などの植物は、農家のおっさんがライバル(昆虫など)を駆逐して得た農作物です。「頂きます」は、自らが生きるために奪ってしまった命への感謝の言葉なのです(深い仏教思想)・・・そんな理論はどうでもよいです。

はっきり言って、現場では「可哀想」どころじゃないです。とにかく必死!

結論:「理論と現場は違う!」

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2009年5月12日 (火)

天然スッポン(その3:シミュレーション)

(取材日:今のところ4月22~5/11日, 2009)
※まだ喰ってません。理論と現実が異なる可能性があるので、まだ真似しない方が身のためだと思います。前置き長くてスミマセン。でも、マジで真剣です。命の指に大怪我したり、忘れた頃に転勤後の全然関係ない土地で謎の難病でハマったらシャレになってません。

ちなみに、前回までの経緯は、その1その2であります。

【第1段階】首を落とす。
以下の方法で行きます。
G090424pic4というわけで、現実的な捌き方を見つけた。
「スッポン君をシンク(流し場)に逆さまに休んでもらいます。腹の甲羅の真中辺に水道の蛇口から水を流します…。そうするとスッポン君は”起き上がろうとして”足を甲羅から出します。それでも起き上がれないと、今度は首を目一杯限界まで出して、シンクに頭を付けて起き上がろうとします。
少し、残酷ですが、この瞬間に料理用ハサミを首を挟むように添えて一気に”ザクッ”と首を切断します…。」

実際に試してみましたが(Xデーは5月13日の○曜日なので切断はしていない)、ホントにチャンスは一瞬のようです。その時に臆せず鋏を振れるかが勝負所か。しかし怖い。この記事(たぶん素人のブログ)を信用するしかないが、事故らないことを切に祈る。

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鋏は2つ買ってみた。本来はチキンシザースを使いたいところだが、残念ながら近くのホームセンターには売ってなかった。
左の写真左の鋏は短すぎて鶏肉手羽中を切断不可、左の写真右の長い鋏は手羽中を2秒程度で切断可能。手羽元は切断不可能。
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一応念のため腰に帯びておきたい My Nata(鉈)。いざとなったらスッポンと甲羅ごと袈裟斬りにできる?どうしてもダメなら、外で逆さにして安全靴で踏んづけてコイツで一刀両断か・・・

(参考文献1)
http://ameblo.jp/blog-jss/theme-10000237624.html

【第2段階】血を採取する。
G071227pic2(鉈+安全靴じゃなくて、ちゃんと首を落とせた場合の話だが)血を採取する。
寄生虫は10%濃度のアルコールでも死滅するらしいので、首からの流血を日本酒1に対して血0.5でOK。安全を見て20度の焼酎1に対して血0.5、さらに安全を見るなら40度の本格蒸留酒1に対して血0.5か。ちなみに、筆者がベトナムでヘビを食べたときは血をヘネシーで割ってました(分量不明)。ちなみに現在、アル中以外の自覚症状はありません。
血を直接アルコール飲料に注ぐのがポイントか。血が凝固したら、アルコールに漬けても寄生虫が生存する可能性があります。

(参考文献2)
http://www.vet.agr.yamaguchi-u.ac.jp/contents/seibutu_jisyu/seibutugaku2007data/2007seibutu_03.pdf

(参考文献3)
http://www.sendaishiroukai.jp/asobiba/dining/boujyu/shop001.html
血抜きの写真の人物はこの寿司店「すし居酒屋坊寿」のオヤジです。ちなみにこの店のネタは・・・高知に転勤にならないで今も仙台にいるなら、そんなに頻繁に釣りに行かないと思います・・・値段は、そこそこ飲んでつまんで、乗り合い釣り船マイナスαぐらいです。

【第3段階】内臓を除去する
食べられない部位は、膀胱と胆嚢(黒い塊:強精剤との異説もあり)。
参考文献のように、丁寧に内臓を取れば何とかなる筈。これは、両生類・爬虫類・哺乳類の内臓の種類と配置は同じ筈。中学校の解剖実験を思い出してアドリブでやるしかない。膀胱を裂かないように、可能な限り素手で。
中学校の理科の先生へ。解剖授業で解体した鶏を食って食中毒が時々あるけど、裂いた物は食べるのが礼儀。活スッポンなら常温で暫く置いても絶対当たりません。オススメ!・・・あ、先生は食べない方が無難か・・・不祥事で自分の首が飛ぶかも・・・

さて、その後、皮膚を含む部位を熱湯に漬け、火傷でめくれ上がった薄皮を除去するとさらに旨いらしい。

(参考文献4)
www.suppon-aiwa.co.jp/kaitai.htm

【第4段階】味付け
出汁は要りません。味付けの基本は醤油と生姜(+酒?)のみ。生姜の量は調べられませんが、とにかく沢山、でしょうかね。1鍋1本か?でも、入れ過ぎると野暮な感じもするし・・・おろすのか薄切りか迷うところ。野菜はある物をテキトーに入れますかね。

(5/12追記)
「すし居酒屋坊寿」に聞いたところ、昆布と甲羅で出汁を取り、そこに身を入れて1時間ぐらい煮込み、野菜を入れて塩と酒で味を付け、その後のタイミングで「スリ生姜」を入れ、最後に少量の醤油で味を整えるベストだそうです。

さてさて・・・結果がどうであろうと確実に・・・つづく・・・そして、「頑張ります!」

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2009年5月11日 (月)

フサゴカイ

(取材日:5月8日, 2009)

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この前釣れたヤドカリ君を水槽に入れる前にバッカンの中で慣らしていたら、ヤドカリしか入れて持ってきた記憶がないバッカンの中に、気色悪い触手系の生き物が!

動画です。

串本海中図鑑によると、ニッポンフサゴカイらしいです。
この粘り気がある触手で有機物を取って食べるらしく、海水と一緒に来たプランクトンが触手に触ってもがいてました。

触手で地面に張り付くことはできないようです。箸でつまみ上げたら触手がぐちゃぐちゃに絡んで、何の抵抗もなくそのまま上がってきました。

釣りのエサになるかな・・・と思って釣り場で針を刺した途端、大量に流血してしぼんでしまいました。簡単に自切するし、エサ向きじゃないです。

ヤドカリ君の殻に居候していた根性なしの虫のようです。

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2009年5月 9日 (土)

Fishing(May 8, 2009):USA Ichimonzi Dike(Failed...)

TodayはFirst timeの1人でのUSAでのFishingである。言葉が通じるかどうか緊張します。
とりあえず、Boat ownerに渡船料を払い、船着き場に着いてみると、なにやらおっさんが声を掛けてくる。
Ossan: Are you go to the dike by boat?
Writer: Yah.
そこへ、バッカンに活アジを入れた釣り師がやってきた。
Writer: Is it live bait?
Fisher: That's right.
Ossan: ペラペラ、ペーラペラ
Fisher; オー、ペラペラ、ペラリンコ
高知弁が聞き取れないけど、意味はわかった・・・エギじゃ難しい・・・

とはいえ、今更いけす道楽に活アジを買いに行くわけにも行かないので、本日はエギでチャレンジである。

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まったりとした雰囲気。WeatherはSunnyだし、WindもMildだ。
ちょっとHotだけど、こうやって時間を過ごしているのって、Very excellentだ。
「時間が経つのって、こんなに遅いんだね」
まさに、Slow lifeであり、LOHASにも通じるんだろうね・・・1匹ぐらい釣れれば・・・

ところが、エサ師も含めて誰も釣れない、ホントに釣れない、マジで釣れない・・・この海域に烏賊はいない!

あまりにもつれないので、近くを泳いでいるアジなんかを狙ってキャンセラー釣法をやってみたんですが、集魚板の効果で魚は寄って来るのですが、完全に針を見破られちゃって釣れません。

でも、1匹だけ釣れました・・・これです。

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○本日の釣果(9:00~12:00):ヤドカリ(所有不動産の玄関長径2.5cm)×1

F090508pic3どうやって釣れたのかよくわからないけど、絶妙なポジションでエギに掛かってました。アタリもありました・・・掛かり方を見る限り、ヤドカリがエギに襲いかかったと思われ、ヤドカリって意外とAggressiveな生き物なのかもしれません。種類はよくわかりませんが、生きてる時から色が赤くて美味しそうで、食べたくなる気持ちを抑えつつ、暫くの間、水槽で飼ってみることに・・・

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2009年5月 8日 (金)

漁(5月8日, 2009):高知新港(サバイバル度0.3)

この日、釣りは釣りでやってます。ですが、後日談がこれからどうなるかわからないので、夕方のイワシ漁のみの話です。

高知新港外側は波が立っていて行く気にならなかったので、内側でチマチマと釣ろうと思ってキャンセラー釣法の竿を出したのですが・・・サバゴの群れは見えるのに、この日はさっぱり掛かりませんでした。

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○本日の釣果(17:40~18:30):ウルメイワシ(最大10cmぐらい)×2、カマス(最大12cmぐらい)×5

F090508pic2高級感溢れる食卓ではあるが・・・メインの土佐牛ユッケは近くのスーパーで買ってきたもの。写真中央の唐揚げが本日のネタ全てです。どちらかというと、下にあるズッキーニの油炒めの付け合わせ的な存在です。とはいえ、腐っても鯛ならぬ、小さくてもカマス。唐揚げにすると、イワシやアジとはひと味違う旨さです。
キャンセラー釣法、本日は大敗です。コマセありのサビキの人は、サバゴをポツポツ釣ってました。

烏賊は・・・たぶん厳しいんじゃないかと思う・・・(廃忘)・・・

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ヤイタの浜から見た桂浜荘

(取材日:5月5日, 2009)

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高知と言えば龍馬、龍馬と言えば桂浜。ヤイタの浜から見た桂浜周辺の山です。この山を登って下りると桂浜です。

写真中央にある山の上の建物は、国民宿舎「桂浜荘」です。
10年前ぐらいに泊まったことがあるけど、なかなか良い宿です。

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2009年5月 7日 (木)

遍路:その13(36青龍寺)

(取材日:2月1日, 2009)

四国といえば遍路。
というわけで、男もすなる遍路といふものを、女もしてみむとてするなり。
ただし、正式な遍路をするほどヒマじゃないし、今のところそのような動機もないので、自分なりの遍路をば・・・

36番(私にとっては13番)「青龍寺(しょうりゅうじ)」

S090507pic1このお寺は、宇佐大橋を渡ってすぐのところの、閑静な田舎にあります。ですが、このお寺は、弘法大師空海が塔の長安から投げた「独鈷杵」が着弾した場所です・・・って、空海って北朝鮮軍ならぬ、中国軍の弾道ミサイル並のパワーがあったようです。「空海」は、「空軍海軍」の略なのかもしれません。
独鈷杵はネット販売で売ってるらしいので、空海になってみたい方はご自分でご購入の上、お試し下さい。なお、微妙な地域に着弾させて国際問題になっても筆者は一切の責任を負いかねます。

それより、拝観していて気になったのが、寺院やその周辺のあっちこっちにあるお地蔵さん。途中で気づいたのですが、88カ所分が順番に並んでいるようです。これは「るるぶ四国八十八カ所」には載ってませんでしたが、時間もあることだし、早速調べてみた。

S090507pic2ハンディGPS(Global Positioning System)は持ってないし、持ってたとしても、森の中にいるお地蔵さんは人工衛星から見通せないので、代替手段である「TPS(Tekuno Positioning System)」を用いて確認した87カ所(40番を見逃してしまった)が左の図です。凡例の順番が歩いた路線の順番です。
「TPS(Tekuno Positioning System)」の「Tekuno」は「Techno」じゃありません。「テクの」です。要するに歩測のこと。代替手段だけに、大体です。大体なので閉合してません。したくありません。特に後半山の中に入ってから、かなり怪しいです(西に寄り過ぎかも)。

さてさて、結論ですが、1カ所見逃したけど、残り87カ所は全部存在します。ただし、参道→石段→本堂周辺までは良かったのですが、そこから先は遊歩道になります。今回の遊歩道は大部分は整備されているし、常緑樹も濃く、冬の時期でもあるので草も少なくて歩きやすかったです。

ただし、アドリブで一筆書きは無理でした。
「愛媛41〜59路線(黄色)」は、最後の59番で先の道がなくなります。
仕方なくもと来た道を戻り、分岐を山側に進み、その先に80番を発見し、以下「香川71〜80路線(黄緑)」を「逆打ち」で奥に進んでいきます。
そして、71番の近くにあったのは70番ではなく60番で、奥の方へ、今度は「順打ち」で辿ることができます。
(40番抜かしちゃってるけど)これで、途中で切れてわからなくなった愛媛を踏破し、近くに香川の最初の66番があります。ただし、次の67番が見つかりません。
S090507pic3
このあたりは三叉路になっていて、そのうち1つは写真にあるように警告付きの行き止まり。その反対側にそれなりに太い道があり、これを進むと別なところに抜けられそうな気がします(帰るの面倒になったので踏査を打ち切りました)。
S090507pic4
それで、上の写真にある矢印を「参考に」道だかどうだかわからないけど道っぽいところを見つけて進んでいくと、渓流付近に確かに67番〜70番が固まってありました。(「香川67〜70路線(茶色)」)。香川71~80路線(黄緑)との位置関係は明らかに不正確です。68〜70番を見つけるために、歩幅が短くなる道を進んだからと思われます。
S090507pic5
最初に発見したのは69番で、その左右に70番と67があり、さらに東を見ると、道はないけど「林の奥に68番が!」

すぐに71番があるので・・・渓流に戻ってきたんです。世の中、結果がわかっちゃえば簡単・・・そこを80番まで戻り、遊歩道の分岐点を右に進むと81番を発見できます。
そこから最初に塔に近い方の(石段の南側に別にある)階段を上がって85番までをチェックし、その後階段を下りて山門の近くにある庭園に入ると86番〜88番があります。これで踏破です。

迷っている時間も含めて、筆者は2時間ぐらいかかりました。
トラップが何カ所かあります。特に、66番のお地蔵さんと看板を見つけてから、「未知の道」を発見できるかがポイントになるかと思います。

興味ある方、お試し下さい。

あ、40番を探しにもう1回行かないとね・・・たぶん、見てるんだろうけど、記録と撮影を忘れている・・・

S090507pic6
本堂と大師堂です。斜めから見下ろしています(38番付近より)。
本尊は波切不動明王。真言は「のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん」

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2009年5月 6日 (水)

漁(5月4日, 2009):高知新港(サバイバル度2)

F090506pic1
○本日の釣果(18:00~19:00):ウルメ中心にカタクチ、マイワシ混じりのイワシ(最大10cmぐらい)×35、サバゴ(同サイズ)×5、アジゴ(超小型)×8

F090506pic2
2日分の糧食です。残りは冷蔵庫です。翌日の予報がイマイチなので、干物にできません。

F090506pic3 F090506pic4
酢締めにするときは、皿に上に振る量と同じぐらいの塩を敷いて、ネタを丸く配置してから、水気を拭き取った手で塩を振ると上手く振れます。これが「目回り」。
さらに、酢で締める前に余分な塩を落としますが、この時に水ではなく前回の締めに使った酢を用いると味が良くなります。これが「2番」。

ひかり物は「目回り二番」であります。

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「展覧会の絵」を編曲する (その4:小人(地の精))

(5/18 譜面変更により加筆修正しました)

第1プロムナードの次に出て来るのは、「Gnomus」です。訳すと「小人(地の精)」です。
モチーフになったと思われる絵自体は参考ページにあります。
曲想は、かなりおどろおどろしいというか、サスペンスな感じで(実際の絵の感じも含めて)「これのどこが小人なのか?」と思います。必ずしも絵の単純描写じゃなくて、親友ハルトマンの死とムソルグスキーの心を写した曲だと思います。←もちろん、譜面を見れば見るほど、微妙な気持ちが痛いほどわかるのですが、「微妙」じゃ何もできないのでね・・・鑑賞と演奏の違いかもしれません。

というわけで、編曲するための勝手なストーリーとして、前回のRPG風に引き続いて「ダンジョン(洞窟)編」にします。
曲想も洞窟っぽいし・・・むしろ、ゲーム作曲家がムソルグスキーを参考にしてるんだと思いますがね。
「ノーム(Gnomus)、すなわち地の精(Earth elemental)の住む洞窟へ」といったところでしょうか。ノームの扱いはゲームによって違います。主人公側の種族の1つで、力は弱いけど謎解きや魔法が得意だったり、敵役の場合は雑魚だったりします。

ダンジョンに挑むパーティーは以下の21名です。
魔法使い:Flute(Saxに持替可), Oboe, Clarinet 各1名
賢者【甲組】:Horn2名, Trumpet2名(Flugelhornに持替可), Trombone3名(うち1名がEuphniumに持替可)
戦士【乙組】:Trumpet3名(うち1名がPiccolo Tpt.に持替可), Trombone4名
僧侶:Tuba2名(うち1名がElectric Bassに持替可)
武道家:打楽器2名

曲がりなりにも編曲できたので、フルスコア(C譜)へのリンクです。
コンピュータが演奏した音です。音が悪くてスミマセン。色々と事情がありまして・・・

というわけで、洞窟へ・・・♪ザッザッザッザッ・・・
【冒頭】
R090505pic1 のっけから「呪文系」のフレーズが出てきて、いきなり強敵です。この編成だと音域が低くなると「素早さ」が低くなり、この手の敵(フレーズ)は倒せないのです。そこで武道家(リズム隊)を使います。低音もエレキベースに持ち替えれば素早く演奏できます。「魔法がダメなら武道家で」はRPGの定跡ですな。短い音は鳴りにくいので、Trombone全員を投入しても良いのかもしれませんが、3小節目からのホルンのゲシュトップ(これもオケ編曲の定番)とのバランスが悪くなるかもしれないので、人数を乙組だけに絞りました。
 ちなみに、原曲の指示は「Vivo(快活に)」ですが、「快活」という日本語の語感と曲想の感じが微妙・・・ついでに、ソフトの不具合で日本語指示が打ち込めなくなったので、英語でWildlyにしました。

(参考)跳躍が苦手なTromboneやTubaは、原曲とオクターブ変えている場合があります。

【B】
 化け物の雰囲気が濃厚な中を、明かりを持った魔法使い達がこわごわと進んでいく様子か。少し跳ねて演奏すると良いかも。巨大な蚤のようなモンスターが所々でぴょんぴょん飛び跳ねてます。
【C】
 フルートの対旋律は筆者の創作です。魔女の笑い声のような、樹の精(気のせい)のような・・・
 グロッケンは、折角あるので使いました。木管の太めの音からグロッケンの怪しげな音に切り替えて演出します。途中で下声部の音域が足りなくなるので、木管とミュート付きTrumpetで補います。ミュートはストレートだ。緊張感ある場面ではカップよりストレートが似合います。

【D】
 呪文や攻撃が飛び交う戦闘シーン。
 途中で間を取らないで【E】直前まで一気に畳み掛け、最後に低音がデクレシェンド・・・。
 「シャーマン達は逃げ出した」

【E】
 RPGはともかく、ムソルグスキーらしいメロディーですね。
 イメージとしては、【F】2小節前みたいな「呪文系→敵の出現と戦闘」をしながら、できるだけ音を立てないようにしながら進んでいくシャーマン御一行様ってところ。奥に進むにつれて敵の出現頻度も音域も高くなっていき・・・そして・・・

(参考)
 B~Eまで、いかに音を色々な楽器に分散させるかがポイントになります。音楽性というよりも、できるだけ交代で休むようにパートを振ります。ただ、この場面ではホルン、ユーホニウム、チューバなんかが休みづらくなってます。
 また、指揮者なしでも通るように、テンポを2通りに整理しています。

【F】
「ギャーッす!」
 洞窟の奥深くでシャーマン達が見た物は?! (ご想像にお任せします)

(参考)
 2人しかいない打楽器を2人ともスネアに投入します。必殺「ダブルスネア!」
 声部は上と下の2声のみで、メロディーと伴奏がクロスするとイマイチのようです。上は上、下は下に。上のメロディーで最も高いG♭音はトランペットの高音域が届きません(シャーマンブラスの場合、B♭管でもピッコロ使用でもE♭音が限界で、その上も時々試みるのですが、なかなか当たりません)。この音域が出せるのはFlute, Oboe, Clarinet, Soprano Saxですが、FluteとOboeは(あるのとないのでは違うが)、音量と音色の問題で、単独で声部を作るのは困難です。最も強力なのはClaとSaxの組み合わせなんですが、コイツはどう考えても間違いなく100%音程合わんので、しかもロングトーンだし・・・撃沈確実。
 そこで、強力な方のSaxを使うことにしました。ただし、持ち替えが間に合うか?緊張の一瞬です。
 持ち替えに無理が出てきそうなので、フルートのままで行きます。その代わりクラリネットをオクターブ上げます。音程は何とかしましょう。

【G】
立ちすくむシャーマン達(Euphoniumのフレーズ)。 

それは、ゆっくりと動き出し、立ちすくんで動けないシャーマン一行に次第に接近し、そして・・・
「ギャーッす!」

(参考)
Euphの速いフレーズは、ホントに立ちすくむ可能性があるので、打楽器で補っています。
最後にaccelかけられると良いですね。素早さは仕方がないので無理は禁物ですが、イメージも重要です。
高音域で音程合わないClaとSaxですが、ここでは音が短いので、強引に突っ込みます。Oboeは本人が大変そうなのでオクターブ下にしておきます。
ここもSaxに持ち替えません。音程は・・・クラリネットがフルートをぶち抜いてくれればそれで良いです。

というわけで、いきなりゲームオーバー???
とまでは行かないまでも、私が思うに、この戦い、負けなんでしょうね。
全体のストーリーの流れで言うと、前半によくある、主人公のやられシーンかと。
組曲の中にサスペンス系はあと数曲出てきますが、どれもちょっとニュアンスが違うと思います。

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2009年5月 3日 (日)

「展覧会の絵」を編曲する (その3:第1プロムナード-2)

(編曲の著作権は筆者にあります・・・が、この譜面の需要あるとはとても思えんですが・・・)
そういえば、楽譜の下に書いてある "All right reserved(全ての権利がある)" の意味、最近まで知らなくて、「オーライ、リザーブ」って何だろうと思ってました。ボトルキープ???

まず、曲想の拠り所を考え直しました。

背景:中世ヨーロッパの「剣と魔法の世界」要するに、RPGにかぶれた寝不足オタク状態。

ある静かな朝、王宮の戦士バテッシはシャーマン国王ニコニコ1世に呼び出された(冒頭のソロ)。

王様:王国一番の戦士(事実)である君に頼みがある。・・・(内容は考えるの面倒なので省略)・・・
王様:君には2人のトランペットと4人のトロンボーン、そして、このチューバ吹きを家来として遣わす。不足かな?
チャンナベ(チューバ奏者):少しでも役に立てるように頑張るよ。よろしく。
王妃:貴方にこんな危険なこと頼んでゴメンナサイ。でも、今、この国を守れるのは貴方だけなのです(【A】)。
近衛兵:敬礼!(【A】)

バテッシ達は王宮を出て町を行進する。

バテッシの恋人:行ってしまわれるのですね。お気をつけて(【B】)。
バテッシの友人:おい、無事に帰ってこいよ!(【B】途中から)

そのとき、高らかにファンファーレが鳴り響く!

バテッシ:さあ、出かけよう、冒険の旅へ!

(つづく)

ムソルグスキーさん、ゴメンナサイ!
うーむ、このイメージの貧困さは、やっぱり子供の頃からのテレビの見過ぎ、ゲームのやり過ぎ・・・と国語の先生に怒られそう・・・でも、聴く方も演奏者も一部の貴族階級だけじゃなくて色々な人がいて良い、というのが国民楽派です。当たらずとも遠からずかもよ。

まぁ、曲がりなりにも編曲できたので、フルスコア(C譜)へのリンクです。コンピュータが演奏した音です。
音が悪くてスミマセン。色々と事情がありまして・・・
ところで、こうやってAMラジオみたいな音色で聴くと、やっぱり1980年代〜1990年代前半の帝国主義と社会主義を感じさせますね。やっぱり国民楽派なのです。

おっと・・・以下、解説です。

R090503pic1冒頭は、ラベルやPJBE(プロの金管アンサンブル楽団)の編曲にならって、お約束のトランペットソロで(1小節目など)。
こうしとかないとメンバーから苦情・・・いやいや、のっけから聴衆に色眼鏡で見られると辛いのでね。
「格言:最初は聴衆の想定をあまり超えない方が良い。意外性は後半に」
冒頭の8小節はソロと金管楽器の掛け合いにします。これもお約束。
テンポは遅めの80ぐらいが筆者の好みです(PJBEの演奏に近い)。でも、遅くするとますます仰々しくなりますね・・・ヒットラー、ルーズベルト、チャーチル、スターリン・・・お好みでなければ速めにして少し跳ねるとポップになるかね?
【理論一口メモ】
☆ハーモナイズはするのかしないのか徹底した方が良いです。ハーモナイズするときは、パート数で和音の数が埋められるようなら低音を除いて音域内を埋めてしまった方がきれいに響きます(3,4小節目)。
☆金管楽器のハモりの場合、和声の数より多いパート数の場合、原則として低音から複数パートにしていきます(高い音の方が響くため)。ただし、今回は和音の構成音と人数のバランスを考えてみました。←普段はやりません。ですが、指揮者が「なんでC音が1人しかいないの?」と不安になる場合があるようです(密集和声の場合は別に良いのですが)。
☆6,8小節目は、格好良いコードが見つからなかった。ハモりと言うより対位法と考えた方が良さそうで、原曲通りの音数です。
☆8小節目の最後の音のD♭音は原曲にない音。sus4和音で次のホルンに柔らかく繋ぐための、ちょっとした趣向です。
☆3,4,6,8小節目の合奏部分は、今回は乙トランペットの1stと2ndを重ねて、主旋律が聞こえやすいようにしています。(属人的でない吹奏楽の一般譜の場合は、トランペットパートが判断して1stを2人にすると思います)。
☆ソロは2nd,3rdの乙トランペットに陰譜があります。これは、1stの練習出席率が・・・じゃなくて、1stが後半のことを考えてピッコロトランペットを使った場合に、ソロはB♭トランペットの方が良いだろう、というわけで、2ndか3rdが代われるようにしています。

【A】(9小節目)からは、フリューゲルホルン(甲Tpt持ち替え)、ホルン、甲トロンボーンの組と、管楽器全体の掛け合いになります。
【理論一口メモ】
☆トランペットやトロンボーンは比較的固い音の楽器なので、変化を出すために、比較的音が柔らかい金管楽器をこのタイミングで起用します。ラベル編曲版だと弦に振られていて、本格吹奏楽だと木管を宛てがうのですが、シャーマンブラスだと少な過ぎて、8小節目→【A】でいきなりサウンドがしょぼくなって、イマイチな感じがしました。
☆トロンボーンも本当はユーホニウムが良いのだろうけど、無いものは仕方がない。いや実は、バストロンボーン奏者だけユーホニウムに持ち替えられるんですが、この場面ではトロンボーン3人でサウンドを作るため、ユーホニウムは使わずトロンボーン優先です。

【B】(14小節目)ではオーボエを中心に木管を使います。このタイミングなら場面転換で突然音量を激減させても大丈夫。
【理論一口メモ】
☆原曲(ピアノ譜)よりも発音数が少なく、和音が完結しないのですが、無いものは仕方がない。音が柔らかいホルンを伴奏に使う方法もあるんですが(なんちゃって木管五重奏)、ホルンを金管・木管両方の伴奏に全部使ってしまうと休めなくなってしまいます。

【B】の3小節目から、再度盛り上げ始めます。まずはホルンを追加、【B】の5小節目からトランペット甲とトロンボーン甲を追加して全体にクレッシェンドをかけ、乙組との掛け合いなんかも入れて、主砲である乙組に繋いでいきます。
【理論一口メモ】
☆音域の入れ替えが、ちょっと工夫しているところ。例えば、【B】時点ではオーボエが上目→途中でフルート上に入れ替える。低めに伴奏していたクラリネットも、理想的な「クラリーノ音域」に少しずつ持って行く。途中から入ってくるトランペットと、その前からいるホルンの音域の入れ替え、などなど。
☆クラリネットとホルンは音が溶け合うので、内声のハーモナイズで迷ったときはクラリネットとホルンを一緒にします。フルート(トランペットに輝きを与える)やオーボエ(トランペットに輪郭を与える)はトランペットと一緒が良いです。ただし、人数が同じ場合で、金管がじゃんじゃん鳴ってる場合はあまり意味がなく、休んだ方が良いかも。

最後の3小節は、後列に並んだ金管の乙組が先に演奏を始め、途中から前方に並ぶ金管甲組や木管を追加します。また、ここでベースと打楽器を登場させます。
【理論一口メモ】
☆別に理論じゃないんですが、流れのバランスの取り方の屁理屈です。
 まず、後列から演奏を始めるのは「フラクタル(自己相似)」を意識していて、曲全体として「乙組→甲組」の順番なので、最後もその形にします。
 次に、この「第1プロムナード」は組曲「展覧会の絵」全体の序曲になります。なので、打楽器やエレキベースも1回は登場させておきますし、木管だけの場面なんかも作り、この後出てくる色々な場面を予め盛り込んでおきます。

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「展覧会の絵」を編曲する (その3:第1プロムナード-1)

(色々な編曲がありますが、とりあえずムソルグスキー本人のピアノ版(全音のピアノ譜)を主に参考にします)

さてさて、「展覧会の絵」は、10枚の絵の名前が付いている短い曲と、「プロムナード」と呼ばれている序奏(展覧会の絵と言えば「あれ」のことです)が5回出てきます。

この「プロムナード (Promenade) 」が何なのかというと、フランス語を直訳すると「散歩」です。また、ホールの外で、通りすがりの人が自由に聴ける演奏会のことも指します。


展覧会の絵の場合、半年前ぐらいに急死したハルトマンの遺作展に足を運んだムソルグスキーが、美術館の中を歩いている姿だとも言われています。
私のイメージは・・・
 ある朝、ムソルグスキーが郵便受けを開けると、1枚の案内状が入っていた。
 「『ヴィクトル・ハルトマン遺作展開催中。ペテルブルク美術アカデミーにて』・・・か・・・。行ってみるか・・・」
 ムソルグスキーは外套を身に着け、ややうつむき加減に歩き出した。

ただし、このイメージ、ちょっと違ってるようでして・・・

最初の曲想指定は "Allegro guisto, nel modo russico, senza allegrezza, ma poco sostenuto" 訳すと「速く正確なリズム感で、ロシア風に、でも跳ねないで、少し音を長めに」だそうです。のっけから難しい注文ですな・・・
それより、私のイメージともちょっと違います。他人が作曲者本人にケチ付けるのもアホな話ですが、私はもっとゆったりしたイメージを持ってました。
そして、手元の演奏例の多くが妙に速いテンポでサクサク進めてるのか判明しました。答えはカンタン!「譜面にそう書いてあるから」でした。

うーむ・・・最初から調子が狂います・・・
(以下、根拠はないけど)
この曲の本質はハルトマンへの鎮魂歌なんだと思います。ただし、そこは事情があって、ムソルグスキーはこの曲を自分で管弦楽に編曲して売る気だったのでは?難解なピアノ譜は複数の楽器を想定したスケッチだったのかもしれません。
その点で、1つは、ホントに野外演奏を想定した「プロムナード」だったのでは?
であれば、フォルテで始めないと、演奏開始が道行く人にわかりにくく、拙い。
もう1つは、イデオロギー色の強い国民学派が渦巻く(というか自身も国民学派)当時のロシアにおいて、のっけから「鎮魂」みたいに景気悪い曲だと、売れないどころか非国民楽派になっちゃいます。本人的にこれは拙い。

ですが、現代日本でアマチュアがホールの中で演奏するなら、ゆったりやっても良い気がしてきました。
というわけで、テンポはちょっと遅めな80を想定します。

・・・ただ、今、ふと思ったのだけど・・・
「やっぱり、モチーフがあまりにも深刻すぎる。少なくとも筆者は、『親しい友人の死』をテーマに演奏、と言われても何もできない典型的日本人であります。もうちょっと具体的に想像しやすいイメージが要りそう」

具体的な編曲については、次回に続く。

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「展覧会の絵」を編曲する (その2:曲の背景)

「ぅおっほん!そもそも、私の考えでは『展覧会の絵』というものは・・・」

でも、その前に・・・アマチュアミュージシャンとしての経験上・・・
曲のコンセプトにこだわり過ぎると、かえって上手く行きません。
1つは、直接的な技術向上にはコンセプトは役に立たない。頭でっかちに注意!
もう1つは、学生さんはともかく、大編成社会人バンドの場合、個々のメンバーが何を考えるかまで指定できないです。

という保留付きで・・・

でも、実際にある音符や参考演奏からかけ離れない範囲で曲のストーリーを考えたり語り合ったりするのは楽しいものです。そして、合奏に効果あるばあいもあるかも・・・自分の編曲作品に物語を付けてから、バンドが瞬く間に上手くなってしまったこともあるし・・・

さてさて、「展覧会の絵」なんですが、とりあえずタイトルが紛らわしいですな。
曲を聴く限り、単純な標題音楽でも描写音楽でもないようです。
「なんでこの絵でこんな曲想なの???」的な曲がいくつかありますから。

「写実」がキーワードになると思います。
写実とは、必ずしも精密な描写を意味するのではなくて、「理想や主義主張じゃなくて、現実をそのまま表現する」ってことです。そして、その「現実」には、作者の心の中も含まれます。例えば、展覧会に行って裸婦を見て「おぉ、これは素晴らしい芸術だ・・・」(と本当に思う殿方もいらっしゃるとか思いますが)と言わずに、「何故か動画より萌える、なんでだろう?」とか、ホントに思ったことをそんまんま表現しちゃうのが「写実」であります。
注:社会道徳に対する「(宴席でビール片手に)やってらんねーよ!」的な、偽悪とは限りません。ポジティブだろうがネガティブだろうが、ホントにまんまのまんまが「写実」だと思います。ですが、社会道徳と異なってた方が目立って面白いので、偽悪やイデオロギー論が残りやすいんですがね・・・おどろおどろしいほうが評価されやすい。これが写実の面白いところ。

さて、ウィキペディアなどなどの情報から察するに、ムソルグスキーが音符に写そうとしていたのは・・・
「作曲家ムソルグスキー(1839-1881)の壮年期に懇意にしていた友人がいた。彼の名はハルトマンといい、年齢はムソルグスキーの5年先輩(日本みたいに厳密な年齢の序列がなければ「同世代」)で、職業は安っぽい画家。ところが、1873年にハルトマンは動脈瘤で急逝してしまいます。その翌年、ムソルグスキーはハルトマンの遺作展に足を運んだ。そして、その半年後、ムソルグスキーは、2,3週間という、仕事が遅い彼にしては驚異的な早さで組曲を書き上げた」

見えてくるのは、親友の死の悲しみ、親友の病気を見抜けなかった後悔、そして何よりも「もがり」ですかね。「もがり」とは、1年ぐらい遺体を葬らないで地上に安置しておき別れを惜しむ古代日本の風習のことです。現代の「喪中」は「もがり」の名残で、この世に残された人間が事実を受け入れる時間が要るのだと思います。
きっと、イザナギがイザナミの本物の死体を見て神話を作ったように、ムソルグスキーはハルトマンの遺作を見て、本来は人間の心の中にだけ、しかも、故人の情報を共有することがない、当然本人死んでるので追加情報の提供がないので、人それぞれの、決して他人には通じることがない「もがり」を、楽典を借りて写実しちゃったのです!

たぶん・・・じゃなくて、責任を持って続く!

「展覧会の絵」そのものは、以下のページで見ることができます。
http://www.asahi-net.or.jp/%7Ewg6m-mykw/Library_Mussorgsky_Exhibition.htm
http://www.toshima.ne.jp/%7Ebenno/kaisetu/38th/

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