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2008年8月29日 (金)

遍路:その4(27番神峯寺)

(取材日:8月24日 2008)

四国といえば遍路。
というわけで、男もすなる遍路といふものを、女もしてみむとてするなり。
ただし、正式な遍路をするほどヒマじゃないし、今のところそのような動機もないので、自分なりの遍路をば・・・

27番(私にとっては4番)「神峯寺(こうのみねじ)」

さて、「るるぶ八十八カ所」によると、高知県内(土佐の国)は「修行の道場」と呼ばれている。
もっとも、自宅から車で出てきている私にとっては、高知県内は楽勝だ。エンジン絶好調(ガソリン高いけど)

ところが、意外と苦戦したのですな・・・これが。

ナビと案内標識を見ながら、どんどん坂道を登っていく。道が狭い。修行の道場と言うよりも、まるで教習所だ。坂道発進よーし!安全第一。

そして、駐車場に着いた。お寺までは若干距離がありそうだけど、標識によるとこの先に駐車場はないらしいので、ここに止めることにする。
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駐車料金は300円。やはり納経所に納入。小銭はお賽銭で使い切ってしまったので、5千円札を出してお釣りをもらう。
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さて、下から歩いてきたらしい本格遍路の後から坂を歩いてき、山門をくぐると、
「おぉ、庭園なんかもあったりして、なかなか立派じゃあーりませんか」
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神峯の水。甘くて美味しい。そして、下には白い沢ガニがいる(珍しいわけではない)。

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本堂。真言は「おん まか きゃろにか そわか」

・・・ここまでは良かった・・・

さて、境内(?)にある標識を見ると、「海と空の展望公園」なるものがあり、室戸岬から足摺岬まで見渡せるらしい。公園までの距離は600mでちょっと歩くけど、大したことはない。行ってみよう。

時折まとわりついてくるコガタスズメバチ(小型のスズメバチではない。和名コガタスズメバチという、スズメバチ類の中型種)を振り払いながら結構立派に舗装された道路を進んでいくが、公園が出てくる気配が全くない。すると、再び標識が出現した。

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なるほど・・・ただし、看板が古くなっていてペンキがはげ、現在地がわからない。

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ここが「わんぱくコース」らしい・・・って、どこにあるのだろうか?
よく見ると、丸木の階段らしい物が残っている。ひょっとして、わんぱくコースはこの藪を突っ切って行け、ということなのか?確かに腕白だ。

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私も腕白さには自信があるが、今日の装備でここを突っ切ると傷やかぶれだらけになる。仕方なく左へ進む舗装道路を歩き神峯神社に向かった。

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この付近は急傾斜地危険箇所らしい(これも案内板があった)。落石注意→落石は本当にあった(この落石は当面危険ではない)。

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神社の鳥居。お寺の立派さに比べると、何だかな・・・案の定、神社には誰もいなかった。
きっと、観光施設と言うよりも、地元の山の神様なのね。お邪魔しました。

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こぢんまりとした神社境内にあった燈明岩の標識。なかなか凄い岩のようだ。ただし、それがどこにあるのかわからない。

時間も遅くなってきたし、とりあえず帰ろう、と思いつつ駐車場に戻って看板を見直した。

「あっ、そういうことなのね!!」

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(1)右の標識「これより上にはお寺の駐車場はありませんので」
お寺以外の駐車場はある、ということだ!

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(2)左の標識「これより境内地につき、無断で車の進入及び駐車を禁ず。神峯寺」
(3)右の標識「神峯神社車道」
車両進入禁止なのは左側のお寺へ行く道で、「神峯神社車道」は進入禁止ではないということだ!
神社に、そしてその先の展望公園に行きたければここを車で通れ、というのが答えだ。
ところが、どう見ても寺の参道以外の用途がなさそうな狭い道で、はっきり言って行く気にならん。

幸いにして私は徒歩で偵察しているため、先の道は良く、Uターンもできることを確認済みだ。しかも、一度も車に会ってないので、対向車とのすれ違いの心配も少ない。早速、車に乗り込み先ほど歩いた道を登り、さらに先に進む。ナビにはない道だが、舗装はきれいだ。ただし、草が車道にせり出したりしていて、あまり車が走った形跡がない。さらに進むと・・・
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茶畑があった。この道は農道なのか???道を間違えたらしい。

再び戻って標識を信用して進むと、確かに展望公園の駐車場はあった。
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そしてここが「海と空の展望公園」につながる「らくらく、ゆっくりコース」の入り口。一応、左右の藪よりは密度が薄いけど、草が結構生えていて、人が入った形跡がない。今日の装備以前の問題として、道を見失った状態で日が暮れたらアウトだ。直登のわんぱくコースよりも始末が悪いかも。断念。

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こっちには東屋があるらしい。こっちは幾分見通しがよいのでちょこっと徒歩で探検してみると、確かに東屋はあった。
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さらに、上がったら抜けそうな木製の展望台と、「空海の腰掛け岩」という結構凄そうな物を示す標識もあり、そちらの方向を見ると、それらしい物があった。
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さらに親切なことに、色々な方向を示す標識もあるのだが、どこも微妙に草があって歩きにくそうだ。

とにかく、「神峯神社車道」を上がってから、とにかく誰もいない。
確かに、「神峯神社車道」さえ抜けてしまえば車道は立派だし、標識に書いてあることは、現在地が消えちゃっている1枚の公園案内看板を除いて全て正しいのだが、紛らわしい標識がひしめく狭い「神峯神社車道」の入り口を車で行こうなどという発想は、遍路ならぬ、一休さんじゃないと無理!

そして、本当に人が行かないのであろう。肝心の遊歩道が草だらけだし丸太の階段なんかも朽ちかけていて、作業服、長靴、鉈や鎌ぐらいはないととても行ける状態ではない。ハチの巣を蹴散らすためのキンチョールなんかも要るかもしれない。遍路に鎌や殺虫剤を持参するのかどうかは別ですが・・・

神峯寺周辺に出かけようとされる皆様、以上が2008年8月24日時点の事実です。

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