飯坂温泉
(取材日:1月25日, 2012)
故郷福島の温泉と言えば、飯坂温泉でしょう。
♪聚楽よ〜〜〜♪
たぶん、子供の頃に行ったことあるのだろうけれど、憶えてません。
そして今回、初めて自分の意志で訪れることになった。
(いや別に、行きたくて行ったわけでもないのだけれど・・・)
宿は、清山旅館だ。
(ここしか空いてなかった。何せバタバタなもので・・・)

「ふくしまは負けない」
「飯坂温泉は負けない」
だそうですが、率直な感想、第一観、負けてないでしょう。
環境が良い方を有利と見た場合、実際の形勢は東京より遥かに良いのではないでしょうか。
放射能と天秤にかけても、かなりのなんでかんでの高線量地域を除いて、筆者だったら絶対逃げませんがね。
さてさて・・・

部屋は広いです。たぶん、シングルはなく全ての部屋が4〜5人仕様なのでしょうね。
きっと最近は筆者みたいな「仕事人ソリスト」も多いのでしょう。
いや、なかなか快適です。宿がなかなか取れない中、部屋を貰って恩に切ります。
主人に案内されて部屋に入ると、エアコンはガンガンに効いてます。
これも昭和の感覚ですね。おもてなしの心はわかりますよ。
「東北電力だから大丈夫」などと皮肉を言ってはいけません。
ちなみに、活きているのは右写真右側の白いエアコンです。
部屋にエアコンは3台ありますが、何台活きているのだろうか?

とりあえずお茶(左写真)。
急須のお茶ですね。お茶もダイレクトな茶葉です。実は久し振りです。
お茶・・・女の人が急須に入れるもの・・・それがダイレクトにあるのも昭和の世界かな。
面倒くさい?・・・理解します。
料理は旅館料理の正式な一膳である。
1st: 茶碗蒸し、2nd: お通し(烏賊人参!)、3rd: 刺身(ブリとマグロ)、4th: 蓋物(角煮←なかなか)、5th: 野菜(こごみ)、6th: 天ぷら、7th(Leader): 鍋物(すき焼き)、Piano: ご飯(炊き込みの釜飯)、Bass: お新香、Drums: 味噌汁(蟹汁)、Percussion: デザート(ヨーグルト)。
定型があります。経験に裏打ちされた配置です。
(定型には定型の良さがあるのです。特に作り手の側としては、定型から外れると物凄く大変。)
ネタは価格なりです。1泊2食で7,500円(想像されたし)。
味は上々。年季を感じる板前さんの料理です。
いやはや、久々の福島県的温泉旅館です。これですよ、これ。
特徴は、烏賊人参(福島の郷土料理)、こごみ(福島産かな?)、そして卵が正味2個。
うち1つは温泉卵です。翌朝も温泉卵。
飯坂温泉は温泉卵を作れる温泉です。(上の卵が本物の温泉卵かどうかはわかりませんが)
単純温泉
温度:68.3℃(泉源)
pH: 8.4
(以下、単位はppm)
成分総計916.4
Na^+: 243.3, K^+: 6.4, Mg^2+: 0.2, Ca^2+:38.1
F^-: 5.6, Cl^-: 116.3, S_2O_3^2-: 0.1, SO_4^2-: 386.6, HCO_3^-: 26.0, CO_3^2-: 6.0
H_2SiO_3: 83.7, HBO_2: 4.1
CO_2: 0.0, H_2S: 0.0
As: 0.006, Cu: 0.0未満, Pb: 0.005未満, Hg: 0.0005未満
ヘキサダイヤグラムにするとこんな感じです。

近く(?)の他の温泉で調べられたやつも一緒にしています。
数字はこんな感じです。

さて、これをどう見るか?
どれも温度が60℃ぐらい以上あるし、大体はたぶんボーリングでなく湧出のようなので、熱源は火山であろう。
福島周辺には火山は、吾妻小富士とか一切経山(現役:怖かった)とかの系ですかね。
それ系の原液は硫酸かな?
pH低い酸性の高湯温泉と沼尻温泉と岳温泉は硫酸です。
麓の盆地にある飯坂温泉は、現地の地下水と火山の熱水が触れたやつですかね。
元々Ca-HCO_3型やNa-HCO_3型だった地下水が一切経山系の硫酸に触った感じで、
中和のお相手は誰でもよく、花崗岩系のこの飯坂温泉はナトリウムが多かった。
他は、中和されて湧出するのと、酸性のまま出て来るのと療法ある。
これでどうか?
いや、元々硫酸塩の火山系熱水と硫酸そのものの火山系熱水があり、
それらと普通の地下水が混合するのかもしれません。
温泉のなぜ、は、結構わかりません。検索かけてもイマイチです。
エクセルでヘキサダイヤグラムが書けるエクセルあげます。だいぶ古くなったけど。
(参考文献)
高湯温泉, 信夫温泉, 土湯温泉, 赤湯温泉, 幕川温泉:検索失敗, ○湯温泉:検索失敗, 滑川温泉:検索失敗, 大平温泉:検索失敗, 白布温泉:検索失敗, 磐惚温泉:検索失敗, 土湯沢温泉:検索失敗, 中丿沢温泉:検索失敗, 沼尻温泉, 岳温泉, 一本松温泉
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